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出版社内容情報
マグレフ帝国の第五皇子ホルスは、砂を操る砂属性の魔法しか使えない役立たずと見なされ、帝国から追放されてしまう。
灼熱の砂漠に放り出されたホルスは、自らの砂魔法の特性を発揮して、巨大な砂の城を建設。
地獄に思えた地が、自分にとっては天国だったと知った彼は、ここでのんびり生きていこうと決意する。
だが魔獣たちとの戦いを通じて、様々な種族の仲間が集まり、次第にホルスを王とする"王国"が形作られていく。
内容説明
マグレフ帝国の第五皇子ホルスは、家族に砂を操る砂属性の魔法しか使えない役立たずと見なされ、帝国から灼熱の砂漠へと追放されてしまう。しかし砂魔法の特性を発揮して巨大な砂の城を建設したホルスは、地獄とさえ思えた砂漠が、自分にとっては天国であることに気づき、権力争いから離れて、この地でのんびり生きていこうと考える。だが砂漠に住む魔獣たちから、行き倒れの美少女を救ったのを契機に、ホルスのもとに様々な種族の仲間が集まり始め、次第に彼を王とあがめる“王国”が形作られていくことに―。投稿サイト「小説家になろう」で大人気の異色建国ファンタジー、ここに開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
22
表紙が可愛くて購入。挿絵も良かった。赤井てら先生の描く女の子は可愛らしくて大変宜しい。 物語は使えない魔法属性だったために不毛の砂漠へ追いやられた主人公の話。この手のジャンルの王道っぽい展開でストレスなく読める。 個人的に、追放された兄を追って単身砂漠へ乗り出す妹の頭は大丈夫かと心配になったが、それ以外は頭を空っぽにして楽しめた。2021/04/05
真白優樹
8
砂を操る魔法しか使えず、砂漠へ追放された元皇子の少年が自らの魔法で気ままに生きていく物語。―――何もない世界に作り出せ、新たな秩序ある世界。 砂を操る魔法で自由自在に創作する中、追放された少女との出会いを切っ掛けに仲間がどんどんと増えていく物語であり、あっという間に王になっていく、ストレスのなく肩の力を抜いて読める物語である。仲間が増えて形になっていく彼の国に迫る、砂漠の外の不穏の予感。果たして少年は、この砂漠で出来た大切なものを守り抜けるのか。ぶつかり合いの行方は何処へ向かうのか。 次巻も楽しみである。2021/03/30