内容説明
かつて、家族は唯一の共同生活の形態だった。ところが、いまや様々な文化的共同生活の形態が、次々に登場して「家族」にとってかわろうとしている。精神科医である著者は、「モラトリアム人間」から「シゾイド人間」…と、一貫して新しい人間の在りようを追求し、「家族のない家族」の時代を、どう生きるべきか、新しいヒューマン・ネットワークを提起する!
目次
感情の容れ物としての家庭
家庭の中の山アラシ・ジレンマ
思い込みで暮らす幻想家族
日本的核家族
父親不在と擬似同性愛社会
男性月経社会の心理
ネットワーク家族への道
家族の未来
人間観の革命