内容説明
元大学付属病院看護婦・横見翔子、24歳。一般病院からコスモス産業本社診療所に転進、社員三千人の健康管理が、診療業務である。うおの目、頭痛、不眠、捻挫など、さまざまな症状の人が来るかと思えば、上司の悪口、仕事の不満を訴えて、元気になって帰っていく人がいたり、大賑わい。若い産業ナース・翔子の目を通し現代サラリーマンの苦悩を描くヒューマン・ドキュメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶっくlover
13
企業体の診療室で働くナースの話。今は看護師と言うが看護婦と書かれている辺り、古い作品なんだなー ビジネスマンの健康に対する関心には、5つのタイプがあるらしい。1:無関心型 2:自信過剰型 3:小心型 4:人まかせ型 5:自立型 理想は5の自立型なのは言うまでもない。 2019/01/06
しょここ
1
祖母の本棚からいただいた形見本②。字が違うけど、主人公と同じ名前だった。おばあちゃんいつこの本読んだのかな?って思ったら刊行されたのが私が生まれた年だった。いろいろ偶然だな。 そんな一昔前に書かれた小説だけど、めちゃくちゃ面白かった!!現代でも面白い。世情はだいぶ変わってはいるけど、企業の根底は変わってないなって。今風にしてこれ読みたい、又は見たいな。お仕事小説やっぱ好き! 読めて良かった!おばあちゃんナイスセンスです☺︎2021/04/29
まさ
1
サラリーマンって大変だ・・ ってか、私もサラリーマンだった。。。2011/01/10
mameshiba
0
産業ナース、新鮮でした。病院でしか働いたことは無いけれど、こうしてほかの世界を少しでも覗いてみることはとても新鮮で勉強にもなります。大変そうだー・・・。でも頼りにされる存在なのでしょうか。最後が少し悲しかったけど、がんばってほしい。2010/09/20
ぽるる
0
ブクオ