内容説明
「深紅の薔薇結社」略称はCRS。先天的な吸血鬼の一族が性質の悪い後天的な吸血鬼どもを退治するためにつくった国際的な組織である。日本支部の若手・緑川淳司は、新米結社員の女子大生吸血鬼・花村雅香とともに、ある大学の調査を始めた。構内で咽喉に傷のある怪死者がすでに六名。疑わしいのは助教授だが―。吸血鬼たちの活躍を描く連作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨー
10
青春アドベンチャーで知った作家さん。 アドベンチャーするかな?と思って手に取ったけど、吸血鬼。。。うーん、イマイチだったかな。2017/10/24
さおり
3
読み終わるのに少し時間がかかってしまった。アルスラーン戦記を読んでいるので、そのつもりで読むと違うので、かなり戸惑う。自分的には、婉曲した言葉が多く、少し読みにくかった。2025/03/06
TAKUMI。
3
秘密結社CRSは、正義の吸血鬼が悪の吸血鬼を退治する組織として結成された。 ひ弱に見えるが凄腕の淳司と、元パン屋の娘の雅香(まさか)の活躍で悪人を退治して行く。 活躍はしていないが、正義感の強い溝呂木(ミゾロギ)警部のファンになりました。 ストーリーはイマイチで、読みづらい本でした。2021/10/07
紫鈴
2
先天性吸血鬼VS後天性吸血鬼(通称患者)の戦い。伯父さん(名前なし)はじめ淳司の詐欺レベルの最終兵器=舌先三寸炸裂。知的なバカ話は大好物です。ちらちら社会風刺も混じってて面白いです。続きは他の人が書いてるらしいですけど、まだ存命中なのに珍しいパターンですよね。作者の名前に乗っかってるとしか・・・(あわわ)☆5
お腹ボン!
2
良い吸血鬼と悪い吸血鬼のお話。一般とはちょっと違う方向性の吸血鬼でなかなか面白かった。