感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーくん
4
東京でサラリーマン生活を送る俊明は、入院した母親の見舞いに故郷・能登半島に戻る。そんな彼の前に現れたのは、叔父の会社に勤める節子だった。俊明の一目惚れともいえる状況だが、いまひとつ節子の反応は芳しくない。―表題作「いつか浦島」。ほか「きみにかぐや姫」「虹物語」などを収録。出会い、すれ違い、そして追いかけるとふっと消えてしまう女まで、男女の世界を志水節で描き出す短編集。2018/01/28
astmee
2
男視点での「出会い」と「自然回帰」が各話の共通点になる珍しくコメディタッチの短編集。シベリアンハスキーのラビットがかわいかった。ラストの話はいい感じで進んでいただけにすごく突き放されたというか、放り投げられたというか。2012/06/25
M
1
父に貰った本(23)。めちゃくちゃ面白かった。基本的には明るいというか、これから先きっと良い方向に進むんだろうなと思わせる終わり方だったのに、最後が重い。本当におかしくなってたんだよね、あまりの突き放された感に悲しくなる。2020/03/03
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
1
1998年7月27日
ばけうめ
0
男性の淡い恋心を、ライトに綴った軽い短編集です。 ラストの話だけが少し重い話です。2019/04/22