内容説明
ティーマフィンが好き、懐中時計が好き、チベットが好き、そしてパウル・クレーが好き。気ままなくらし、家族との語らい、旅の思い出などから綴った36編のエッセイは、一枝さんの一途で熱い思いが伝わってくるものばかりです。椎名誠さんの写真と沢野ひとしさんのイラストが、一枝さんのさりげなくやさしい心をライトアップします。
目次
朝はやっぱりこれ
少年のお弁当
逢ひみての
いも神様
手の平の地球
斎藤さんの本棚
元気の素は、お灸です。
玉葱こそスターです。
風邪にマンダラ
風の国で風を聴く〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
3
もうかなり前に出た本。一技さんは芯のしっかりした女性で 好きになったらとことん深く貫くタイプだ。好き嫌いもはっきりしている。娘の中学で給食が始まったがどうしても弁当を持たせたくてそれも貫いたそうだ。凄いなぁ。朝食のパンを買いに銀座まで毎週通った話や カトマンズの書店でチベット関連の本を目一杯買って来た話など いい楽しみをたくさん持った方だなぁとつくづく思った。夫のシーナさんの話もチラリと出て来る。2015/09/05
にやり2世
2
思ったらすぐ行動する人なんだなぁ。椎名さんの奥さんという色眼鏡で見てはイカンけど、この人あっての椎名さんなんだと思える。2014/12/01
ゆうこ
2
見習いたいとほんとに思う。2012/04/17
CEJZ_
1
1P15行。元の本は1995年刊。エッセイ集。わたなべいちえという作家のことはよく知らず読む。一編ずつに、人の登場しない風景や静物のモノクロのポートレイトか、沢野ひとしのイラストが添えられている。著者は元保母でチベットやモンゴル、海外へたびたび旅行されていた。昔の思い出、娘、息子のこと、25年くらい前の著作だが、どれも読みやすく静謐な感じがして心地よい。この方に関し、あとで作家椎名誠の妻と知る。誰の撮った写真か、どれもいいなあと思っていたら、表紙に写真・椎名誠と表記されていてなるほどと思った。2022/04/13
あおい
0
図書館本。エッセイって、たまに読みたくなる。この人のは普通の生活の話、すきなものとか~こだわりのもの~チベットの話。お気に入りなのは、朝風呂の話とティーマフィンの話~同じこと考えてたことあるなぁと思って。。。新たま煮、季節になったら~作ってみたい。レンチンでコンソメ入れるのが好きだけど~「上下焼く」ってのがミソなんだろぅな~2016/12/01