内容説明
42歳になる実業家・滝沢秀樹は、雑誌編集者の向井東子と密会を重ねていたが、ある日妊娠を告げられる。子供は秀樹の子で、産むつもりだという。驚きうろたえる秀樹をしりめに、平然と出産の準備をすすめる東子。そして、女の思惑と、男の困惑が交錯したとき、思いがけない事実が発覚して…。不倫という関係の中で子供を産もうとする女の秘密と、そこからあぶりだされる現代の病巣とは―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおり
20
不妊で悩むのは勝手だけど···しかも男性は結果オーライ?( 」゚Д゚)」オーイ!妻はどうした💢⁉️2020/11/03
ロイヤルミルクティ
6
★★☆☆☆2005/08/29
あつひめ
4
渡辺さんの作品は季節や景色、雰囲気をとても上手に表しているので、自分がその場に行っているような気になるものがとても多い。作品に出てくる女性も美しく何でもそつなくこなす人が多い。男性もソコソコの役職についている人・・・。現実とはかけ離れた世界だからこそ味わってみたいものが渡辺さんの作品の中にはたくさんある。今回は風景や季節・・・と言うよりもほとんどが二人の対話で成立しているので、立ち聞きしているような気分で読み終えた。2010/01/08
マ・クベ
3
男は、バカでとても都合のよい生き物だと感じる内容した。女は、したたかで自分勝手な生き物であった。という男目線からの作品でした。最後に男の泥沼を見たかったな!主人公の都合の良い話で終わってしまい残念!2013/11/14
ながっち
2
お世話になっている年上の女性からのお勧め本。 女性の気持ちをもっと理解、勉強しないといけないと思った。 なかなか深い内容の本で随分と考えさせられた。2016/03/13