内容説明
オヤジとなったら、選ぶ道はひとつしかない。「オヤジくさい」オヤジではなく「陽のあたる」オヤジになるしかない。堅い決意を胸に抱いた著者が、自分の青春時代をふりかえりながら、酒、仕事、恋愛、釣り…について、どのように積極的に立ち向かうか、を語るエッセイ。
目次
六本木と出会って、小説家になった
黒乳首のN君
夜遊び
ギャンブル・ゴルフ・女
大阪
永久初版作家
拳銃
釣り・その始まり
ライター新人賞
台風と税金〔ほか〕
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テニやす
7
作家のエッセイ集も 面白い もちろんこの作品は作家で成功したからだろう って思うけど・・・でも成功者の特権かな。無難な道を行って 対したイベントのない生活を選んだ人間の僻み( ´∀`)2014/07/10
奥山 有為
7
エッセイ初読み。素敵。2014/05/23
けいちか
6
大沢さんのエッセイ。この人の作品の原体験が解説付き読める感じ。面白く読んだ。これが書かれてから、更に15年ほど経った、今の大沢さんのエッセイも読んでみたい。2010/10/19
魔魔男爵
5
大学中退してハグレ者、日陰者になったが、作家として陽のあたる道に復活できた著者が、若者のロールモデルになろうと、自分を戒め、かつ、若者を叱咤激励する本。酒と女とギャンブルに嵌り、一流大学を除籍になったが、ひたすら書き続け小説家への道を切り開いた著者の生き様は、遊ぶ事しか興味がないチャラ男クンにもなにかしらの参考になるでしょう。 2017/07/08
nonpono
4
「新宿鮫」の大沢在昌のエッセイ。「自分は小説家になるより道がない。もしなければ死ねしかない。私にとって目の前に残されたたった一本の綱だった」と言い切れるのが凄い。そんな日常を描いたエッセイ集。今の大沢在昌のエッセイが読みたくなる。2023/04/19