集英社文庫<br> 恋路吟行

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集英社文庫
恋路吟行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087486148
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

不倫に傾く心、夫婦の間で複雑に絡む殺意…情念と事件が、能登を巡る2泊3日の俳句の旅に収斂する「恋路吟行」。安政の大地震以後、ある男のために数奇な運命の転変を味わった女が、大正の大震災の最中に初めて気づいたこととは…「るいの恋人」。縫紋屋の男が恋い慕った母と継母の秘密を、戦中戦後の混乱した世相を絡めて描く「子持菱」。恋、そして人生の深淵を覗かせるミステリー傑作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yu。

18
儚く哀しく美しく、異性に対する秘めた想いとは裏腹な出来事との織り成し加減に魅了され、意外なラストに駄目を押される10の人生ミステリ。お気に入りは、彼と彼女とでは意味合いが対極的というタイトルの皮肉さがもうたまらない「火遊び」。これぞ淡い恋心、世代間を超えた運命的な人間ドラマに沁み入ってしまう「勿忘草」。決して交わることのなかった二人の女性の人生が主人公を通して重なる時の哀しき真相と言ったらもう…「子持菱」。2015/07/16

kanamori

0
☆☆☆2010/09/24

浅木原

0
恋愛ミステリー中心の10編。『ゆきなだれ』『折鶴』の系列だけど、そこからさらにケレン味を抜いて『蔭桔梗』系列の細やかな機微で攻める方向に行ってるので、どうしても地味という印象は残る。異彩を放つ脱力系オチの「怪しい乗客簿」が一番印象的かもしれない。「藤棚」なんかは典型的な泡坂ホワイだし、「子持菱」も意外な真相が明らかになる職人人情ミステリだけど、個人的にはそれよりノンミステリの怪異幻想譚に近い「黒の通信」や「るいの恋人」の方が好きかも。ミステリ的には「火遊び」のタイトルのダブルミーニングが好きかな。2015/01/29

Tetchy

0
コンセプトがないオムニバス作品集。理屈では解明できない奇怪な出来事を軸に展開する普通小説もあれば、些末な事が実に意外な真相を孕んでいるミステリめいた小説もあり、話の流れに身を委ねるような純文学作品もある。ミステリとしては「藤棚」が一番それらしいのだが、やはり人間関係が瞬時に裏返り、深い余韻を残して掉尾を飾る「子持菱」がベストか。奇妙な印象が残るのは「るいの恋人」。結末が少々あざといのが瑕。2009/05/07

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