内容説明
「温室効果をおさえるには原子力が必要である」と主張し、その安全性を強調し続ける原子力産業。しかし、そのシンジケートがどのような細胞によって構成されているかを、我々は知らなければならない。バチカン、ジャーナリズムの支配構造、スイス銀行の秘密口座。ベールに包まれていた世界に次々とメスを入れた著者は、最後に我々をロンドンの或る秘密クラブに誘う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
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2013.12.20(12/20)(つづき)広瀬隆著。 12/18 (p1356) このほか、英原子力メーカー、ゼネラル・エレクトリック(GEC)のグループ(イングリッシュ・エレクトリックを買収した)。 これもアメリカの同名会社GEの技術を導入した分家。 アメリカのバブコックとGEはいうれもモルガン財閥の傘下にあり、イギリスGECの会長ピーター・キャリントンがNATOのトップ、事務総長のポストに座り、1980年代の全ヨーロッパの軍需産業の支配者として君臨してきた。 2013/12/20
i-miya
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2014.01.26(01/20)(つづき)広瀬隆著。 (p1360) ユニリーヴァー会長は、ブリティッシュ・エアロスペースの重役。 会長ケネス・ダーラム。 エアロスペースは垂直離着陸戦闘機ハリアーのメーカー。 フォークランド紛争にも投入。 フォークランドにはほかにヴィッカース、アームストロング、ホーカー・シドレー、マルコーニ、ロールスロイス参入。 ハリアーは岩国と沖縄で轟音で住民を苦しめた。 2014/01/26
i-miya
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2013.11.13(2013.11.13)(つづき)広瀬隆著。 2013.11.12 (p1356) (カナダの夕陽、つづき) EMIはエレクトリック・ミュージッカル・インダストリーの略で、電機と音楽の両方手がけてきた。 電機分野=マルコーニ・EMIやミシンのMECと組んだEMI‐MECなどを生み出した。 それがめぐりめぐって原子炉メーカー、バブコック・ウィルコックスの系列に入った。 注意が必要だ。 問題の発端は、1979.03.28、スリーマイルス島で重大事故が発生し、あわや大爆発となった。 2013/11/13
i-miya
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2013.09.12(つづき)広瀬隆著。 2013.09.12 1989.11.10のこと。 ビートルズ、リンゴ・スターとポール・マッカートニーが、イギリスレコード会社「ソーン・EMI」を訴えた印税をめぐる裁判の和解が成立した。 ビートルズの幻のレコードが世に出ることになった。ビートルズの初期の演奏では、古典的なロックや、プレスリーまがいの興味深いスタイルが見られた。 全盛期に入ってからそれが見られなくなった。 今回の売り出しでは、チャック・ベリーのレパートリーでビートルズ版がでる。 期待もたれる。 2013/09/12
i-miya
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2013.07.15(つづき)広瀬隆著。 2013.07.13 (P911、フランスの支配者“200家族”、つづき) スターリン独裁の成功の鍵、西ヨーロッパとの貿易活発化による鉄鋼業育成。 “五カ年計画”打ち出すスタート。 1930、それまでずっと数年戦ってきた(国内)、ヨーロッパに顔を向ける。 第一の政策が、外相の首の挿げ替え。 チチューリン(ロマノフ王朝)、新外相はリトヴィノフ(ユダヤ人)起用。 妻は英人、バクー出身、スターリン育ての親クラーシンの右腕。 2013/07/15