内容説明
20世紀の小説を語るなら、これだけは観ておきたい。これだけ観ておけば、20世紀の小説が語れる―この100年間の世界文学の中から、最も重要な映画化作品70を厳選。テーマ別配列と、作家・作品・映画の見所の解説で、20世紀文学の見取り図とエッセンスをつかむ。映画を楽しみながら20世紀文学通になる本。
目次
ユリシーズ―“意識の流れ”“アンチ・ロマン”―実験と方法の世紀
蜘蛛女のキス―幻想的な文学世界を斬新な映像で
賭はなされた―様々な死のかたちを見つめて
長距離走者の孤独―抵抗と挫折、青春の行方は?
悲しみよこんにちは―若者たちの複雑微妙な心理
恐るべき子供たち―大人が知らないもう一つの世界
存在の耐えられない軽さ―恋する20世紀
肉体の悪魔―二つの性の間の出来事
モーリス―同性愛は市民権を得たか?
カラーパープル―本当の自由を求める女たち〔ほか〕