集英社文庫<br> 白昼夢―ホラー・アンソロジー

集英社文庫
白昼夢―ホラー・アンソロジー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 248p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087483765
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

これは幻なのだろうか、それとも現実。ありふれた日常に潜む小さな恐怖の芽。不安が、妄想が、それを育み、やがてあらわになっていく―。ミステリー、冒険小説、純文学などさまざまな分野で活躍する9人の作家が、それぞれ腕によりをかけた怖いお話しを披露。現実と夢との境目にある恐怖の輪郭を描く傑作短編集。すべて単行本未収録のオリジナル文庫アンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

91
1995年当時のホラーアンソロジーです。最近のホラーに比べて怖さがかなり異なっています。井上夢人さんの「空部屋あります」から三浦俊彦さんの「バーバ―「やすらぎ」」まで9作の作品が収められていてどれも怖さが普通ではない気がしました。現実と夢の境目から漏れ出るような感じをうまく表現していると感じました。楽しめました。2024/07/23

キムチ

35
これも篠田氏ねらいで手に取る。後は鳴海氏のモノが良かったかな。ホラーで良かったという事は「後味が悪い」という意味。かくして癖にならせたら作者の勝ち・・てなわけで。安孫子、今邑さんの近未来物は今一つ・・っていうか わたしの好みじゃなかった2012/10/02

yai

13
これまた豪華な面々によるホラーアンソロジー。ホラーというジャンルをあまり掘り下げたことがなかったのですが、なるほど、心霊的怖さと人間的怖さ両方か。しかし、9篇の中で私が好みだったのが篠田さん、我孫子さん、鳴海さんの作品。これがね、見事に人間的な怖さのほうなんです。現実主義気質だったのでしょうか……イヤイヤイヤ、単に説明がつかないものから目をそらしたいビビり属性なんだろうなァ~。アンソロジーは普段読まない作家さんとの出会いがあるのでいいですよね。姉妹作『奈落』も読んでみます。2019/09/11

なっちゃん

13
ホラーアンソロジー。「ささやく鏡」が面白かった。2015/10/25

ミーホ

12
[再読]最後に読んだのは10年以上前かもしれない。年末大掃除発掘本。対になるアンソロジー『奈落』よりも好みの作品がいっぱいあった。1番面白かったのは、若竹七海「上下する地獄」エレベーター繋がりで子供の頃に見た夢で、私幽体離脱してたのかな?ってヤツ思い出した。深夜のマンションやビルのエレベーターって不気味だ。ゾクゾク。あとは期待どおり井上夢人「空き部屋あります」今邑彩「ささやく鏡」も飛び抜けて良かった。ホラーって映像だと脅かす系が嫌いで全然見ないけど、文章だと好き!!ミステリーもだけど、ゾクゾク来るのがいい2014/03/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/400908
  • ご注意事項

最近チェックした商品