集英社文庫<br> 神秘学マニア

集英社文庫
神秘学マニア

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  • サイズ 文庫判/ページ数 423p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087481921
  • NDC分類 147
  • Cコード C0195

内容説明

古代から世界の暗部を支配してきた神秘学。それは哲学や思想として人間の風俗、文化までをも巻き込んで闇の中に連綿と伝えられてきた。オカルト学の巨人・荒俣が、20年に及ぶ神秘学の研究をここに集大成。時代や地域を超え、人智をも超えた怪奇な現象に今、光があてられる。散逸していた原稿を集め新たに編んだオリジナル文庫の決定版。

目次

第1部 オカルトにのめりこむ(魔術はけっして減びない;女王陛下の幽霊ツアー;ナチスと超人願望;魔都トリノを探険する;吸血鬼ファンのための資料ノート ほか)
第2部 オカルト史を読む(近代神秘学の構造と系譜;神秘思想と霊的進化論;魔術は美術より強し;『サイキック』を読むために;『コリン・ウィルソンの「来世体験」』を読むために ほか)
第3部 現代は幻想か(70年代のラスト・ヒーローはだれだ?;超科学からみたピラミトロジー;神秘学としてのコンピューター)
対談 超常現象にみる人間の可能性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トムトム

25
荒俣さんの文章は、全然頭に入ってこないところから面白いところまでの振れ幅が大きい!つまらないからと言って読み飛ばすと面白い所を見逃してしまいそうで、ちゃんと全部読む。そして、この本は最初と後半が面白かったです。紀元前から現在まで、人間の脳みそは科学とオカルトを切り離せずに過ごしているようだ。2020/11/01

たかぴ

16
世界中の神秘を学問としてまとめていただき、ありがとうございました。このような博学が生きた帝都物語は面白いです。2021/11/26

usanosuke

12
書棚に積まれたままになっていて、ふと読み始めたが、本書は神秘学を学術的に論じたものではなくて、むしろ著者のオカルト研究をまとめたものなので、肩の力を抜いて気軽に読める。冒頭から、イギリスの幽霊屋敷騒動や吸血鬼、ナチスは自民族が優秀な種族であるという信仰から超人願望を持ったオカルト帝国であるという話など、面白い話が続く。数の神秘の話も興味深い。人間も宇宙も数に支配されているというピュタゴラス教団の考え方は極秘に付されていたという。後半部分では、ティモシー・リアリーを取り上げ、当時のLSD文化が(続く)⇒ 2019/05/12

いおむ

9
既読済みです。2018/02/10

バーベナ

7
『数』についての考察が凄い。『数秘学』に興味があるのだけれど、20年も前に、すでにこんなに面白い本があったなんて。もう、荒俣さん大好き。2015/06/13

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