内容説明
「ぽかんとしていたり、ごろんとしていたりしたときにできた詩は、ノートに書いておきました。ぽかんとしてたりごろんとしてたりする時は、ますますいつもより丸くなっているので、このノートは“まるむし帳”と名付けました―。」生きていることの不思議に想いをはせ、遠い昔の記憶をいつくしむ、著者初の詩画集。詩人・谷川俊太郎氏と“世界のはじまり”について語り合った巻末対談を収録。
目次
まるむし帳
一元性
感覚
思考
家族
自然・生き物
物理的な物への着眼点
想い
著者等紹介
さくらももこ[サクラモモコ]
1965年5月8日静岡県生まれ。86年『りぼん』に「ちびまる子ちゃん」連載開始。89年同作品で講談社漫画賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
69
久しぶりに開いた、さくらももこさん初の詩画集。うれしくて、たのしくて、さみしくて、かなしくて。笑って、泣いて、深呼吸して、食べて、転げて、まるまって、つながって。日々の中で思うことや感じること、生まれくる沢山の事柄が、祈りのように染み込んでくる。巻末の谷川俊太郎さんとの対談は、主に健康オタクな話が繰り広げられていて、他のエッセイでもよく書かれていた、不味いオリジナルブレンドの健康茶や飲尿健康法のこともあったりで懐かしく、そして寂しく。でもこれからもいつだって作品に会えることに感謝したい。2018/09/13
おぬち
27
詩なんて普段は読みませんので大した感想は嫌ないですが、さくら先生らしい内容でした。詩ひとつひとつにイラストまでついていて素晴らしかった。個人的に風と雨が好きで物事をそのようにとらえられたら素晴らしいなとすこしとらえ方が変わった気がします2025/04/30
美葉
22
BOOKOFFのすみっこで、小さな箱に入った本を見つけて。 気に入った詩は、声に出して読んでみる。挿絵がとってもかわいい。文庫じゃないのを読んだので、対談がなかったのが残念。谷川さんとの対談、気になる。 ゆったりのんびりまるまって生きていこうじゃないの。2021/01/07
サウスムーン
16
さくらさんのイメージそのままに、時にお茶目で時に優しく、少し不思議で割とマニアック。そんな詩がたくさん。今は空の子が好き。「いつか小さい私が抱いていた夢を 空が覚えていてくれた。…わたしを忘れずにいてくれて空からあの子がふってきた。丸い顔のおかっぱのあの子。」巻末、谷川俊太郎さんとの対談がいい。「自分が死ぬときに悲しむ人がいたら、もうしわけないなあというふうにも思ったんです」あと、手紙などで作品ぐらいうまく書けたものはとってあるそう。遺作集用だそう。編集者さん探し出して!さくらさんありがとうございました。2018/09/09
渡辺(読書/散歩)
15
一粒の雨が海の水だった頃の記憶に思いを馳せたり、ふっと吹いた風が世界を一周してきた風だと想像する。時にはいじめられているクラスメイトから、その背後にいる父母の悲しみまで見えてしまう。筆者の視点は常に目に見えない範囲までとらえており、詩人の悲しみと喜びが凝縮されたような一冊になっています。目に見えないけど大切なことは、想像力を働かせて目をこらすしかありません。その想像が今の自分を支えたり、他者の痛みに寄り添う優しさになっていくのだと思いました。https://book-attic.com/marumushi2024/03/25
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