内容説明
英国のミント入りきゅうりサンドイッチとアールグレイ。スリランカのスパイシープリンとミルクティー。チョコバーにはラプサンスーチョンを。紅茶の専門店を持ち輸入も手掛ける著者が世界で出会った様々な紅茶のある食卓と、紅茶を楽しむ人々の表情を紹介。アップルティーの入れ方からティーパーティーの演出まで、香り高い紅茶生活をエンジョイしたいあなたへ贈る一冊。
目次
第1章 世界のお茶とお菓子(紅茶の国のティータイム;ランカティーの飲み方;紅茶とジャムの関係 ほか)
第2章 お茶を愉しむ食卓(てんぷらと紅茶;三大銘茶と中華料理;カレーの後に紅茶 ほか)
第3章 ティータイムのはなし(紅茶色に溶け込んだ世界の歴史;イングリッシュ・ミルクティーの伝説;大陸文化の紅茶 ほか)
著者等紹介
磯淵猛[イソブチタケシ]
紅茶研究家。1951年愛媛県生まれ。青山学院大学卒業。商社勤務を経て紅茶専門店ディンブラ開業。紅茶研究の第一人者として輸入販売、プロの技術指導、一般向けの紅茶教室を開くほか、ティーエッセイストとして著書多数
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らじこ
18
中国からイギリスへ。さらにアヘン戦争以来の南京条約により広がった紅茶の歴史と食べあわせの楽しみを味わえる、紅茶好きにおすすめな一冊。中国茶のアールグレイに、インドのアッサムとダージリン、と読んでいる間じゅう紅茶が飲みたくてたまらなかった。特にイギリスはミルクティーが主流のようで、ミルクをたっぷりと入れて飲みたくなる。またタンニンを一番多く含む茶が紅茶らしく、肉や油ものとの食べあわせもいいようで試してみたい組み合わせが沢山あった。ぜひ一度寿司と紅茶、焼き肉と紅茶の組み合わせを試してみたい。2015/05/30
ダリア
3
イギリス行きたい。食べ物を美味しそうに書くのがとてもうまい人だ。2009/07/22
すいれん
2
紅茶のことだけでなく、クリスマスプディングのレシピまで載っていて。読みごたえありました。イギリスのトマトパスタにキレるくだりが好き。たこの天ぷらは本当に美味しいです(笑)わたしは真珠をつくるあこやがいの貝柱の天ぷらも好き。ボストン・ティーパーティーって楽しいお茶会ではないとわかっていても、なんかお茶会を想像しちゃう。きりっとしたトワイニングのダージリン飲みたくなった。2018/11/03
bunca
2
紅茶に天ぷら?焼肉?和菓子?意外な組み合わせですが、読みすすめていくと納得してしまう理由がちゃんとあります。世界を旅した話も各地の美味しいものと紅茶の話も興味深いです。2010/06/11
T-top
2
チーズや天ぷらが紅茶に合うなんて!紅茶の世界の奥深さにびっくり!2009/09/05