内容説明
「ンダ、ンダ」の山形弁に度肝を抜かれたダニエル先生。そもそも事の発端は、幼き日黒い瞳に一目惚れ。日本への興味捨てがたく、高校・大学時代は奈良・大阪へと留学。就職先も日本に行くぞと大決心。着いた所が山形県。風土と人情に接してますます高じる日本好き。大和撫子を娶って上京し、今やTV・映画で大活躍。文庫のための書下しも加え、ユーモラスな筆使いがいよいよ冴える。
目次
序 ヤマガタの洗礼を受ける
第1章 日本との出会い
第2章 山形弁の達人を目ざして
第3章 山形県人はお酒好き
第4章 みなさんお世話になりました
第5章 国道十三号線のプロポーズ
第6章 現代版“坊っちゃん”教壇に立つ
第7章 日本の教育・アメリカの教育
第8章 さよなら山形
第9章 人生はアドベンチャー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
安国寺@灯れ松明の火
7
ダニエルさん、山形県の英語指導助手第一号だったんですね。私も山形アウトサイダーなので共感する点が多々ありましたが(※)、学校教育の話も興味深かったです。私自身、先生には恵まれたと思っているのですが、それは受験に役立つことを教えてくれたり、熱心に指導してくれたりしたとかではなく、根本的な所で大人として扱ってくれたことと、大人になっても何だか楽しいことがありそうだぞと思わせてくれたあたりにあります。進学塾の講師もそうでした。先生に求められる資質は、究極的にはそれで十分なのではないかとすら思います。2013/03/27
立て邦彦
1
ダニエルカールさん、これからも山形弁で活躍してくださいね。2017/09/05
もかすけ
0
山形って日本語じゃないのか・・・ 山形語。。。 にしても、日本のどこに行くかで外国人の補助教員の人生は大きく変わる。 自分で選んで行くわけじゃないのが何とも運命的。2016/03/31
ファーリア
0
ダニエルさんが日本に来た 当初の事を書いたエッセイ。すんなり読めた。 それにしても酒強いなぁw2015/02/20
りらこ
0
英語と日本語。そして山形弁。もはや、三カ国語を操ると言っても過言ではない。宮城の人間にとっても山形弁はリスニングできない…2020/07/29