内容説明
故宮の文物から始まり、茶の話、世界各地の旅で感じたこと、住まいである神戸の街のこと、友人たちとの交流などを綴ったエッセイ。「雨過天青」とは雨上がりの雲の去った天の青さで、著者は青という色を「青年とか青春とか、生命力に満ちたものに用いられる。私たちが、さまざまな青を愛し、青磁の色に自分たちの理想を託そうとするのは、生命を愛するからにちがいない」と言う。
目次
故宮の文物
東の桃源郷―徐福について
牧歌期の終焉
関帝廟縁起
気の流れ
二胡羊図
青磁色
曲筆の史官
頭かくして
呉越のこと〔ほか〕
感想・レビュー
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ナウラガー_2012
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陸羽は茶のみ器の最上のものは「越州青磁」であるという.秘色(ヒソク)と呼ばれる.開封に都を置いた宋の趙匡胤(キョウイン)が「雨過天青雲破処(雨が上がったばかりの青さで雲が破れるようにして晴れ始めた青).」の磁器を柴栄に命じ、趙の官窯を柴窯(サイヨウ)といいそこでの製造品は「雨過天青磁」と命名されたが現存するものはない.越州は紹興県あたりだがそれが龍泉窯で完成していったのでは../アイスティーの始まりはアメリカで、アイスコーヒーの始まりは日本/北京の諺:冬至には饂飩(ワンタン)、夏至には麪(ソーメン)2011/02/04
1977年から
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1994年
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- 和書
- 中学生のやさしい古文