出版社内容情報
ノーベル賞作家が語る“読む"ことの大切さ
自分は「これらの本と一緒に生きてきた」。自身の体験を元に、“読む"ことが生きるうえでいかに大切かを説いた読書講義録。東日本大震災後の2011年6月に水戸で行った講義も収録。
内容説明
私はこれらの本と一緒に生きてきた―。マーク・トウェインから井上ひさしまで、著者がこれまでに出会った、世代を越えて読み継がれるべき大切な作品を紹介。自らの執筆活動と読書体験を元に“読む”ことが“生きる”うえでいかに救いとなり、喜びとなるかをやさしく語る、ノーベル賞作家による読書ガイド。文庫化に際し、東日本大震災後の2011年6月に行われた講演を新たに収録。
目次
第1部 生きること・本を読むこと(さようなら、私の本よ!;故郷から切り離されて;文体を読みとる、文体を作る;ブレイクの受容に始まる;本のなかの『懐かしい年』;ダンテと『懐かしい年』;仕様がない!私は自分の想像力と思い出とを、葬らねばならない!)
第2部 死んだ人たちの伝達は火をもって表明される(「後期のスタイル」という思想―サイードを全体的に読む;読むこと学ぶこと、そして経験―しかも(私の魂)は記憶する)
著者等紹介
大江健三郎[オオエケンザブロウ]
1935年生まれ。東京大学仏文科卒業。58年『飼育』で第39回芥川賞、67年『万延元年のフットボール』で第3回谷崎潤一郎賞、72年『洪水はわが魂に及び』で第26回野間文芸賞、82年『新しい人よ眼ざめよ』で第10回大佛次郎賞、81年『「雨の木」(レイン・ツリー)を聴く女たち』で第34回読売文学賞、90年『人生の親戚』で第1回伊藤整文学賞を受賞。94年に日本人として二人目のノーベル文学賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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