出版社内容情報
青い空と海の下に隠された<真実>。
戦時中に唯一戦場となり、米国から返還後も米軍施設の75%が集中する沖縄。天皇・米軍・県警からパワーエリート・アンダーグラウンドまで、切れば血が出る本当の沖縄の戦後史を掘り起こす労作!
内容説明
沖縄の戦後65年余を知らずに現代日本は語れない。歴史的な政権交代と鳩山民主党による普天間飛行場移設問題の裏切り、「琉球処分」後に王朝尚家を見舞った数奇な運命、尖閣諸島の秘められた歴史、沖縄の戦後そのものの人生を生きたヒットマンの悲しい最期など…東日本大震災後の沖縄の今日を視座に入れながら、大幅加筆200枚。沖縄戦後史を抉る渾身のルポルタージュ、待望の文庫化。
目次
4 沖縄の怪人・猛女・パワーエリート(その2)(スーパースター・瀬長亀次郎;ウチナー金融表裏事情;「沖縄の帝王」軍用地主 ほか)
5 踊る琉球、歌う沖縄(島唄復活と大阪ウチナーンチュ;沖縄ミュージックは日本に届くか;最果て芸能プロモーター伝説 ほか)
6 第二の“琉球処分”(「怨」と「反ヤマト」の沖縄列島;琉球王朝・尚家の盛衰史;尖閣列島、波高し ほか)
著者等紹介
佐野眞一[サノシンイチ]
1947年、東京生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。97年、『旅する巨人宮本常一と渋沢敬三』で、第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦 乱心の曠野』で第31回講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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