内容説明
幽霊を呼び寄せてしまう霊感体質のバスガイド・町田藍。その能力を売りにした“怪異名所巡り”は、幽霊を見たくてしょうがない変わり者のお客たちに大人気。今回も「私を探して」と告げる少女の幽霊が現れるコンビニを訪れるツアーや、災難を呼び寄せる女性をゲストに迎えた“不幸の女神”ツアーなど大充実のコースをご用意。全五篇を収録した、大好評“霊感バスガイド”シリーズ第四弾。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、ミステリー界に新風を吹き込む。以後、幅広い分野の小説を発表、ベストセラー膨大。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
117
5つの町田藍のバスガイドの物語。嘘つきは英雄の始まりは「コンビニ幽霊」が題材だが、実は関係者が。疫病神も神のうちは予知夢で轢きそうになった男と、前に会っていた。哀しいほどに愛おしく は 通り抜け禁止の路地を通ったがために。誘惑の甘き香り は 終電に乗れなかって、車で送ってもらったら。メサイア来たりて は 社長が町田になれば会社を救ってくれるという。いずれも短編なので、やや説明が不足しているところが気にかかる。本にするときに、もう少し手を加えられなかっただろうか。出版社の意図がわからない。2011/05/10
みかんめろん
27
図書館本。気になってたシリーズ。ユーモアオカルト短編集。28歳独身町田藍は霊感が強く幽霊が見えるバスガイド。彼女が務めるすずめバスは彼女が(渋々)案内する「幽霊が見えるバスツアー」が支えている。藍のサッパリした性格は割と好き。一番怖いのは幽霊が見れるなら死んでも構わないというバスツアーの常連客達だw。あっという間に読了。軽すぎてあまり感想がない(苦笑)。でもキャラクターが楽しかったから次も読みます。南Q太さんのイラストが麗しいです。星4つ★★★★2023/09/23
まいっ♪
17
このシリーズも毎回楽しく読めますね。 今回も全作すべて面白かったんですがその中でも二作目が特に良かったです。 成る程、”厄病神も神のうち” って感じでした。2010/11/08
十六夜(いざよい)
16
霊感バスガイドシリーズの4作目。そしてシリーズの中で最も薄い(笑)サクサク読めるので、長編小説の後の気分直しに良かった。何だかんだで藍さんいつも危険な目にあってますよね。自分で望まぬ体質だけにちょっと可哀相。オチが読めるけれど好きだったのは"誘惑の甘き香り"。突拍子のない展開で驚かされたのは"メサイア来たりて"でした。2014/07/07
rokoroko
13
幽霊が見えるスズメバスのガイドさんがツアー。簡単に読め楽しい。寝る前に読む軽い本。後に引かない2025/04/12