集英社文庫<br> 仮借なき明日 (改訂新版)

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集英社文庫
仮借なき明日 (改訂新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 409p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087465747
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大手農機メーカー勤務の原田亮平は、暴力への衝動を身の内に秘めたタフな男。そんな彼がフィリピン・サンビセンテへの出張を命じられる。現地工場で不良品が異常に発生しており、実情を確かめるためには、どんな手段も厭わないという。現地入りした原田を待っていたのは、総責任者に支配された工場と、やくざと汚職警官の専横を許す壊滅的な状況だった。悪を追いつめ、狩りたてる男を描く長編。

著者等紹介

佐々木譲[ササキジョウ]
1950年北海道札幌市生まれ。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。2002年『武揚伝』で第21回新田次郎文学賞、2010年『廃墟に乞う』で第142回直木賞を受賞。冒険小説から歴史時代小説まで幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

50
30年ほど前の作品。主人公もストーリーも何か中途半端な感じでした。気の抜けた「蘇る金狼」?佐々木譲さんの作品にしては、残念でした。 2021/08/05

翔龍パパ

37
『警官の掟』以来久びさの『佐々木譲』さん。積読本になってて最近の作品かと思ったらなんと1992年の作品とかなり古い作品とのこと。確かにPCの記憶媒体が『フロッピーディスク』とは古さを感じますね。内容はというと、サラリーマン『原田亮平』のハードボイルド!なんだけど、正直イマイチというか…最後の終わり方は何??元々の調査に来たのに問題は解決されず一介のサラリーマンがギャング相手に銃をぶっ放してやっつけてしまうなんて荒唐無稽過ぎません?『原田亮平』は一体何者なんだ?結局、本社から来る役員はどうなった?→続 2020/06/03

James Hayashi

26
90年代初期の作品でハードボイルド。異色のサラリーマンがまともな生産性を上げていないフィリピン工場への調査出張を命じられ、ひと騒動起こるという筋書き。爆発や拳銃で打ち合いもフィリピンであれば頷ける。好きな作家であるゆえ、もう一段上の出来を期待していた。それにビジネス路線の作品かと思ったが、あまり深入りしていないのが残念だった。2017/01/26

ロッシーニ@めざせ正社員

26
ヤクザと悪徳警官が牛耳る街にやってきたサラリーマン(実はかなりタフガイ)が何やらいろいろ巻き込まれます。 なんとなく大沢在昌っぽい話だと思いました(言い方が悪かったらすみません)。 佐々木譲と言えば、警察小説(「警官の血」とか道警シリーズとか)のイメージがありましたが、こんな作風のものも書くんですね。2014/04/05

ミナコ@灯れ松明の火

21
これは痛快!主人公は自らの内にある信念を曲げることなく、ただ己にのみ忠実に行動をする。すると、彼が行動を起こすたびに気がつけば周りはてんやわんやの大騒ぎ。本人は至ってクール。「ただのサラリーマンじゃない」「お前が全ての原因のような気がする」その通り!!!会社の一員ではあっても会社の「部品」ではない、働く主人公の姿もカッコ良かった!2010/11/13

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