集英社文庫<br> 永遠の出口

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集英社文庫
永遠の出口

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087460117
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「私は、“永遠”という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。こてんぱんにくだけちった高校での初恋…。どこにでもいる普通の少女、紀子。小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスをちりばめて描いたベストセラー。第一回本屋大賞第四位作品。

著者等紹介

森絵都[モリエト]
1968年東京生まれ。91年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。絵本・翻訳の分野でも著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

680
'99年~'02年にかけて「小説すばる」に連載されていた連作短篇集。紀子の小学校3年生から高校卒業までを自らが語った私的クロニクル。それは同時に'70年代~'80年代の日本の世相を回想するノスタルジックなものでもあった。この時代を生きた人たちにはそうした同時代を共に生きた共感性をも喚起するだろう。森絵都がうまいのは、小学生には小学生の、そして中学生や高校生にもその時期に特有の悩みや悲しみがあることを巧みに描き出す点だ。「愚にもつかないことに力を尽く」して…かくして青春時代は終わるのである。2020/04/25

さてさて

416
『たとえばここに長々と続く道があり、その方々に幾つもの枝道が延びていたとする。まっすぐ本道を行くのか、枝道へ逸れるのか、その両者を分けるのはあくまで本人の意思である』。そう、人生とは選択の歴史です。この世に生まれた時から自分にも無数の選択肢がありました。『いろいろなものをあきらめた末、ようやくたどりついた永遠の出口』、人は年を取るにつれ、選択をすればするほどに、一方でその先の選択肢が少なくなっていきます。あの頃は良かったな、そう未来に感じるためにも一瞬一瞬をしっかり生きていきたい、そう感じた作品でした。 2021/10/10

青乃108号

293
乗り気じゃなかった、だって川上じゃないし。何と言っても装丁画がダサ過ぎて恥ずかしい。こんなセンスのない絵のせいで、タイトル文字まで変に見える。消化しなきゃ、と義務感の様なものだけで読み始める。ほらな、やっぱり川上じゃないもんな、つまらないな、物語の語り口も後先逆になってる部分がわざとらしくて鼻につくし。しかしだ。中盤、家族旅行の話。ここ。ここで終わらなくてどうすんの。と思ったけど、そこから先、物語は見事に化けた。ああ、いい話やなあ。皆、いろいろあったけど、良かったなあ。パタンと閉じた本の装丁は。ああ酷い。2025/01/07

しんたろー

214
森絵都さん2冊目は、紀子という少女の小3から高校卒業までを連作短編形式で、友達、学校、家庭、非行、恋愛などを瑞々しく描いている。まるで『ちびまる子ちゃん』を観ているかのような読み易さで、基本的にはクスクス、時折はシンミリ、そしてキュンとくる文章の巧さに何度も唸らされた。50過ぎのオジサンでは本当には理解できない事もあるのだろうが、紀子の言動に「こらこら」と親の気持ちになってしまったり「あったあった、わかるなぁ」と遠い昔を回顧した。きっと、女性には親近感が強く湧くと思うので、娘や妻に勧めたい作品になった。2018/03/23

エドワード

209
小学生から高校生までの10年は、大人の10年とは比べものにならない。主人公の様々な経験をたどりながら、自分の来し方とも重ねながら読めた。主人公の世界が徐々に広がっていく過程を、お誕生会や、春休みの電車の旅や、レストランでのアルバイトを通じて描き出すのがうまい。森絵都さんは1968年生まれですが、きっとたのきんトリオとか大好き少女だったのでしょうね。「エースをねらえ!」「ガラスの仮面」「台風クラブ」「山下達郎」等、ちりばめられた時代の空気が懐かしく感じられて、素敵な作品でした。2011/04/11

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