出版社内容情報
広告代理店に就職し、自分が何者かもわからぬまま、何者かになりたいと奮闘した若かりし日々。1960年代のカルチャーや風俗とともに描かれる、「阿久悠」になる以前の青春。自伝的小説。(解説/水野良樹)
阿久 悠[アクユウ]
著・文・その他
内容説明
1959年4月、M大を卒業したばかりの芥洋介は、株式会社宣友へ入社する。彼を待っていたのは広告代理店草創期のアナーキーな日常と、苛烈な自意識をぶつけ合う同僚たちだった。皇太子ご成婚、東京オリンピック、そしてザ・ビートルズの来日。時代の奔流の中、今は何者でもないけれど何者かであるはずだ、と信じてもがき、走った青春の日々。日本の歌謡曲を牽引した作詞家・阿久悠による自伝的小説。
著者等紹介
阿久悠[アクユウ]
1937年2月7日生まれ。59年、明治大学文学部卒業。広告代理店宣弘社に勤務し、番組企画やCM制作等を手掛ける。65年にフリーとなり、本格的な文筆活動に入る。日本レコード大賞を受賞した尾崎紀世彦「また逢う日まで」、沢田研二「勝手にしやがれ」、ピンク・レディー「UFO」など、作詞を手掛けた曲は5000曲以上に及ぶヒットメーカー。また、企画・審査員として携わったテレビ番組「スター誕生!」からは山口百恵など多くのスターを世に送り出した。82年、『殺人狂時代ユリエ』で第2回横溝正史ミステリ大賞を受賞。97年、第45回菊池寛賞を受賞。99年、紫綬褒章を受章。2000年、『詩小説』にて第7回島清恋愛文学賞を受賞。07年8月1日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
ぐうぐう
しーふぉ
深月
O-chami
-
- 和書
- 珠玉のぬり絵・夢二