集英社文庫<br> 無名時代

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集英社文庫
無名時代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087457285
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

広告代理店に就職し、自分が何者かもわからぬまま、何者かになりたいと奮闘した若かりし日々。1960年代のカルチャーや風俗とともに描かれる、「阿久悠」になる以前の青春。自伝的小説。(解説/水野良樹)




阿久 悠[アクユウ]
著・文・その他

内容説明

1959年4月、M大を卒業したばかりの芥洋介は、株式会社宣友へ入社する。彼を待っていたのは広告代理店草創期のアナーキーな日常と、苛烈な自意識をぶつけ合う同僚たちだった。皇太子ご成婚、東京オリンピック、そしてザ・ビートルズの来日。時代の奔流の中、今は何者でもないけれど何者かであるはずだ、と信じてもがき、走った青春の日々。日本の歌謡曲を牽引した作詞家・阿久悠による自伝的小説。

著者等紹介

阿久悠[アクユウ]
1937年2月7日生まれ。59年、明治大学文学部卒業。広告代理店宣弘社に勤務し、番組企画やCM制作等を手掛ける。65年にフリーとなり、本格的な文筆活動に入る。日本レコード大賞を受賞した尾崎紀世彦「また逢う日まで」、沢田研二「勝手にしやがれ」、ピンク・レディー「UFO」など、作詞を手掛けた曲は5000曲以上に及ぶヒットメーカー。また、企画・審査員として携わったテレビ番組「スター誕生!」からは山口百恵など多くのスターを世に送り出した。82年、『殺人狂時代ユリエ』で第2回横溝正史ミステリ大賞を受賞。97年、第45回菊池寛賞を受賞。99年、紫綬褒章を受章。2000年、『詩小説』にて第7回島清恋愛文学賞を受賞。07年8月1日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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KAZOO

106
阿久さんの小説ですが自伝小説なのでしょう。大学を出て入った宣伝会社が銀座にあり昭和30年代のその当時の状況などがよくわかります。物価や出来事など資料的な意味もあるような感じでした。私はまだ中学くらいでしたが当時の東京の状況については知っていたのdなつかしく感じました。読んでいるとやはり文才というか作詞家だけあってその当時のイメージが目に浮かんできます。2018/06/29

ぐうぐう

29
無名時代とは、有名時代があってこそ成立する言葉だ。阿久悠が、まだ深田公之だった頃の、これは物語。阿久が広告代理店に勤務していた時、同じ職場に上村一夫がいたことは誰もが知っていることだが、ゆえに上村との交流がメインに描かれているのかと思いきや、この自伝的小説での上村の存在はそれほど大きくはない。とはいえ「初めて出会った同じ言葉を有する人間で、彼を手放したら、二度と同じ言葉で話すことが出来なくなるのではないか、とさえ思っていた」という熱い記述もあるので、(つづく)2019/09/16

しーふぉ

21
自伝的小説マニアにはたまらない作品です。熱い昭和な雰囲気に浸れます。2022/08/26

深月

4
自伝的小説。阿久悠が阿久悠になる前の話だから無名時代なんだと気づいたのは中盤に差し掛かってからだった。五千円あれば生ビール中ジョッキで四十杯飲める、帝国ホテルのツインが三千五百円、ピースが三個で百二十円。昭和三十四年から始まる物語は「出来そうなことを見つけて、先に名乗りを上げれば、その世界での権威になれるってことだよ」それがなになのか、自分が出来ることをがむしゃらに探して必死に生きてる芥洋介の6年の物語。2018/05/18

O-chami

2
大卒後、広告代理店に就職し6年後に退社する迄の青春時代を活写した自伝的小説。作詞家·プロデューサー等社会的権威に登り詰める迄の辿った道筋〜瑞々しい時代に藻掻き苦しみ一筋の光を掘り当てる様は、それはもう面白いに決まっています。明大の阿久悠記念館、無料観覧出来ます😊BGMは、夢は砕けて夢と知り、愛は破れて愛と知り、時は流れて時と知り、友は別れて友と知る…と唄う小椋佳作曲/小林旭歌唱「古城の月」🎶~青春時代が夢なんて後からほのぼの想うもの〜胸に刺さすことばかり…と唄う森田公一&トップギャラン「青春時代」🎶2025/05/20

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