出版社内容情報
仙太は惚れたおすみの借金のため、金を工面しようと質屋の万屋へ。主の藤十郎は、ある条件をつけて金を貸す。だが、おすみに隠された秘密が仙太を思わぬ悪へと……。心温まる人情捕物帳。書き下ろし。
内容説明
青物売りの仙太は働き者だが、喧嘩早い性分が玉に瑕。惚れた娘おすみが、母親の薬代に借りた三十両の借金に困っていると知り、人情質屋と評判の『万屋』へ。主の藤十郎は、あるものを質草にすることを条件に金を貸す。だが、仙太が喧嘩で助けた年寄りが殺されたため、意想外の悪事に巻き込まれ…。盗賊一味と火盗改めが暗躍するなか、敢然と悪に立ち向かう藤十郎の活躍!痛快人情捕物帳。書き下ろし。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京都生まれ。83年、データベース会社に勤務の傍ら執筆した『原島弁護士の処置』で、第22回オール讀物推理小説新人賞を受賞。88年『絆』で第41回推理作家協会賞、90年『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
94
質屋藤十郎隠御用「質草の誓い」六巻。棒手振りの仙太自身を質草として30両をお金を貸した「万屋」の藤十郎さん、18年も前の盗賊と火盗改の事件に事件を解決するが、仙太とおすみ、おすみ母親おとよ、島帰り修次が結ばれる結末に、残念ながら藤十郎さんとおつゆさんさらなる苦難が、周りは暖かいのに藤十郎さん辛いね。2018/03/07
Tsuyoshi
58
シリーズ第6作。同じ長屋に住む幼なじみの娘・おすみのために30両が必要な青物売りの仙太に対し命を質草に貸し出した藤十郎。仙太の行動を追う内にぶつかった過去の事件を明らかにしていく。事件は解決し、親子や幼なじみへの愛情溢れるラストにほっとしたものの、藤十郎とおつゆの恋仲は一難去ってまた一難といった所。今作も鴻池家の出番がなかったが次々に立ちはだかる二人の恋路の障壁にも何だか関連性があるのだろうか。2018/08/08
ベルるるる
18
大和屋と鴻池一族との情報戦というか、水面下の戦いがありながら、そこに庶民の人情話が・・・という組立てが好きだったけど、今回は鴻池一族の登場はほとんどなかった。もしかしたら、おつゆさんの結婚話が鴻池一族の陰謀かもしれないけど。2018/04/29
真理そら
10
正義感が強く喧嘩早い仙太も質草の誓いのおかげで大人の男になり幸せを掴んだし、二組の盗賊の件もかたがついたし、おつゆ藤十郎以外の問題はすっきりした。父親がおつゆを強引にさる大名家の次男に縁づかせようとしているのは、一種の貢ぎ物的な意味合いとは違うのかもしれないとも思ったりする。なにしろおつゆは普通の女ではなく「大和屋」の戦力だったはずなので、内偵的な面もあるのではないだろうかとも思う。が、藤十郎は覚悟を迫られているのは確かなので、次作が気になる。2018/02/27
犀門
3
#026★★★★★そうだね、安心して読めるようになった。2018/02/05




