集英社文庫<br> アポロンの嘲笑

個数:
電子版価格
¥715
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

集英社文庫
アポロンの嘲笑

  • 中山 七里【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 集英社(2017/11発売)
  • 文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年08月10日 00時49分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087456615
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

東日本大震災直後に起きた殺人事件。容疑者として逮捕された男は、余震の混乱に乗じて逃走し、ある場所へと向かうのだった……。このミス大賞受賞作家が贈る壮絶な社会派サスペンス。(解説/村上貴史)


内容説明

東日本大震災直後に起きた殺人事件。原発作業員として働いていた被害者と加害者の間に何があったのか?逮捕された容疑者の加瀬は、殺された男の親友だった。ところが彼は余震の混乱に乗じて逃走。福島県石川警察署の仁科は加瀬を、そして彼の生い立ちを追う。やがて、加瀬がある場所へと向かっていることが判明。彼の目的は何なのか?浮上する驚愕の事実とは?怒涛の社会派サスペンス!

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。2009年、『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SJW

210
中山さんのギリシャ神話シリーズ第1彈。3.11の東日本大震災の5日後、福島県で殺人事件が起きる。被疑者はすぐに確保されるが、主人公の一人、仁科忠臣が移送する途中で逃走されてしまう。本作品の大半は追う者と追われる者の視点から描かれているが、大震災後の生々しい描写や、腹立たしい政府や東電の無責任な対応の細かい描写もあり、当時を思い出してしまった。被災者にとっては読むのが辛いかもしれない。あの時に持っていた東電株の価値は半分になり大損したことを思い出し腹立たしくなったが、被災者に比べたら、僅かな損失2018/11/27

やっちゃん

114
読み始めから食いつきよく一気に読ませるのはさすが中山七里。アクションシーンが多かったが犬との戦いは辛すぎる。寒さ飢えに苦しむ姿は山岳小説小説さながらで良かった。小説ながら東日本大地震を振り返ることができるのもよかった。2022/09/30

りゅう☆

104
東日本大震災直後に殺人事件が。犯人は被害者純一の妹の婚約者加瀬。逮捕するも被害者家族の言葉に違和感を感じた仁科。そして余震が起った隙に加瀬が逃亡。そこから空腹と寒さに加え、地震と放射線の恐怖と対峙する逃亡劇が始まる。加瀬はなぜ逃げ、どこで何をしようとしてるのか?震災直後の生々しい現実、原発への醜い責任逃れに終始眉間に皺が寄る。また加瀬の不運な日々、純一の不幸な転落に心が痛む。やっと裕未との人並の幸せが見えてきたのに…。護りたいものができたと、命を懸け懸命に突き進んだ加瀬の覚悟と誇りに胸がいっぱいになった。2019/01/05

ぷう蔵

104
なるほど…、アポロンの嘲笑かぁ。ミステリー部分とドキュメンタリー部分(と思われるが、どれだけ真実に近いかは分からんですが。)の描写が繰り返される。中山氏、今回はドキュメンタリーらしき部分に力が入っている。日本はあの日パンドラの箱を開けてしまった。しかしそこには希望の光がかすかに残っていたはず。我々は神々がくれた最後の希望を育てているのだろうか。多くの犠牲、耐え続けている者を教訓として作り上げる新しい日本はあまりにも脆弱ではなかろうか。日本から希望の光が消えていく…、今、冥王ハーデスが高笑いを始めた。2018/06/02

タイ子

98
社会問題の背景とミステリーと融合させてどんでん返しを持ってくるのを得意とされてる七里さん。今回は東日本大震災と福島第一原発の問題をリアルに描き、小説としてのフィクションもありで楽しめました。震災と原発をテーマにその怖さを輪に掛けたようにコレを持ってきた作者の意図を知りたくもなりましたが。震災後の第一原発に対しての政府や東電の対策が明らかになった後に書かれているので、その文章が国民の言葉を代弁してるようで改めて腹立たしく胸が痛くなるような思いで読了。小説を通して忘れてはいけない被災の事実を改めて認識した作品2018/07/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12427765
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品