出版社内容情報
新婚旅行で妻が暴力団にレイプされた。妻に卑怯者と言われた男は、病で余命半年と知り復讐に立ち上がる。平凡な会社員が人生のけじめとして命がけの闘いに挑む。長編ミステリー。(解説/池上冬樹)
内容説明
新婚旅行先で、妻が暴力団員にレイプされた。夫は、縛り上げられて妻を救う一指もあげられず、妻は夫に卑怯者のレッテルを貼る。歳月と共に深まる夫婦の間の溝を埋め立てようとしてきた夫は、重い病で余命いくばくもなしと知る。わずかな余生を、捨て身の覚悟をもって最強の暴力団に挑む。不可能を可能にする、ただ一人の息つまる凄絶な復讐戦。妻よ、俺を見ていろ!サスペンスフル、リベンジ。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。青山学院大学卒業後、ホテルマンを経て作家に。69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。幅広いジャンルの作品を精力的に執筆。2003年度第7回日本ミステリー文学大賞を受賞。11年『悪道』で第45回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
63
先生お得意の民間人がヤクザに復讐するシリーズ。10年の恨みを忘れない成田はスリングショットの名人。他にも関節外し、モノマネ名人等が集って復讐劇を繰り広げる。あ、またかと思わずに読めるのは先生の作品だからこそ!何となく柚木裕子先生は森村誠一先生のヤクザものを参考にしている様な気がする。で、絶対に若い美女が出て来て主人公に恋するのもお約束✨✨✨分かっているけど面白い。他にも復讐シリーズを探してみたい📚2022/07/31
GAKU
45
荒唐無稽な展開。ヤクザ弱すぎ。2019/10/03
ゆう
5
設定は面白いと思ったけど、物語はいまいち。展開が早いぶん、ひとつひとつのエピソードが弱いのかも。心情変化にも強引さが目立つように思われる。2021/06/28
fuuchan
3
急に森村誠一を読みたくなって、古本屋で購入。昔、読んだかなあ。携帯電話とか、ネットとかのない時代ですね。それにしても、荒唐無稽な展開だけど、森村誠一の文体だと、不思議と、あり得そうな気がする。悪と正義が、はっきりしてるのも、気持ちが良い。草鞋をはく、ってのが、ただの旅行ではなく、ヤバいからしばらく高飛びをする、の意味だと知った。使う場面、ないけど。2017/09/20
tai65
2
星4つ2016/12/18