出版社内容情報
ヘーゲルの弟子にしてマルクスの師、歴史法学とその泰斗サヴィニーの痛烈な批判者。再評価の気運高まるガンスの未邦訳論集。ヘーゲルの弟子にしてマルクスの師、歴史法学とその泰斗サヴィニーの痛烈な批判者。再評価の気運高まるガンスの未邦訳論集。
編者序言
編者序説
1 ガンスの生涯と仕事の特徴:講義の状況を手がかりに
2 ガンスと社会との関係
3 ヘーゲルに対するガンスの独自性
4 ガンスの進歩的思想と歴史法学派との闘い
5 ガンス法学の独創性:他の学派との比較から
6 本書出版の意義
[第1部] 法哲学と国法論
第1章 『ヘーゲル法哲学あるいは自然法および国家学綱要』への編者序文
第2章 自然法講義:ガンスによる1828年冬から1829年復活祭まで
序説
国家と法についての哲学の、その始まりからの概観
法哲学の区分
第3章 ドイツ国法講義[序説]
[第2部] 時代批評と評論
第1章 1830年のパリ
第2章 バブーフ『行政権の司法権に対する抗争もしくは侵害』(パリ、1828年、2巻)について
第3章 レルミニエ『法の歴史への入門』について
第4章 ギゾー『イギリス革命史』について
第5章 ミシュレ『普遍史入門』
第6章 ハインリヒ・レオ『国家の自然学についての研究と概要』(第1編、ハレ、1833年)
[第3部] 法律論
第1章 プロイセン民事訴訟の職権探知主義Untersuchungsmaximeについて(評論)
第2章 エドゥアルト・ガンス『プロイセン法の改正に関する論集』への序説
第3章 占有の根拠について:再々抗弁
エドゥアルト・ガンスの最も重要な著作目録
エドゥアルト・ガンス[エドゥアルト ガンス]
著・文・その他
ホルスト・シュレーダー[ホルスト シュレーダー]
編集
中村浩爾[ナカムラ コウジ]
翻訳
牧野広義[マキノ ヒロヨシ]
翻訳
形野清貴[カタノ キヨタカ]
翻訳
田中幸世[タナカ サチヨ]
翻訳
的場かおり[マトバ カオリ]
翻訳
内容説明
ヘーゲルの弟子にしてマルクスの師、歴史法学派の根源的批判者として短い生涯を閉じたエドゥアルト・ガンスの著作選集。その射程は、哲学・法学・法哲学から歴史・同時代批評に及び、彼の生きた時代と知の状況をトータルに活写する。
目次
第1部 法哲学と国法論(ヘーゲル『法哲学あるいは自然法および国家学綱要』への編者序文;自然法講義:1828年冬から1829年復活祭まで;ドイツ国法講義“序説”)
第2部 時代批評と評論(1830年のパリ;バブーフ『行政権の司法権に対する抗争もしくは侵害』2巻について;レルミニエ『法の歴史への入門』について ほか)
第3部 法律論(プロイセン民事訴訟の職権探知主義について(評論)
『プロイセン法の改正に関する論集』への序説占有の根拠について―再々抗弁)
著者等紹介
中村浩爾[ナカムラコウジ]
大阪経済法科大学名誉教授(法哲学・法思想史)
牧野広義[マキノヒロヨシ]
阪南大学名誉教授(哲学)
形野清貴[カタノキヨタカ]
元大学教授(政治学)
的場かおり[マトバカオリ]
近畿大学法学部准教授(西洋法制史)
田中幸世[タナカサチヨ]
大阪経済法科大学アジア研究所客員研究員(社会思想史、民衆文化論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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