出版社内容情報
ヒマラヤ山中に棲むという謎の雪男、その捜索に情熱を燃やす人々がいる。捜索隊に誘われた著者は60日間にわたる捜索期間の中で、雪男を探す彼らの奇妙な体験談に引き込まれてゆく。(解説/三浦しをん)
内容説明
ヒマラヤ山中に棲むという謎の雪男、その捜索に情熱を燃やす人たちがいる。新聞記者の著者は、退社を機に雪男捜索隊への参加を誘われ、二〇〇八年夏に現地へと向かった。謎の二足歩行動物を遠望したという隊員の話や、かつて撮影された雪男の足跡は何を意味するのか。初めは半信半疑だった著者も次第にその存在に魅了されていく。果たして本当に雪男はいるのか。第31回新田次郎文学賞受賞作。
目次
第1章 捜索への招待(二〇〇八年三月一七日 日本)
第2章 シプトンの足跡
第3章 キャラバン(二〇〇八年八月一七日 カトマンズ)
第4章 登山家芳野満彦の見た雪男
第5章 密林(二〇〇八年八月二六日 アルチェ)
第6章 隊長高橋好輝の信じた雪男
第7章 捜索(二〇〇八年八月三〇日 タレジャ谷)
第8章 冒険家鈴木紀夫だけが知っている雪男
第9章 撤収(二〇〇八年九月二六日 コーナボン谷)
第10章 雪男単独捜索(二〇〇八年一〇月一五日 ポカラ)
著者等紹介
角幡唯介[カクハタユウスケ]
1976年北海道生まれ。早稲田大学探検部OB。2010年『空白の五マイルチベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で第8回開高健ノンフィクション賞、第42回大宅壮一ノンフィクション賞、第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞、12年『雪男は向こうからやって来た』で第31回新田次郎文学賞、13年『アグルーカの行方』で第35回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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