出版社内容情報
凶刃に倒れた士(さむらい)が生前、盆踊りに託した村の秘密とは? 疫病を振りまく、神出鬼没の料理人の正体とは? 正義の目明し少女が大活躍!
【目次】
内容説明
ぴーひゃらら。目明し修業中のみくが、飴売りに精を出していると、名物踊りババアが笛に合わせて踊り始めた。喝采を浴びた二人は、代官の頼みで赤石村まで盆踊りの振り付けをしに行くことに。ところが、赤石村の盆踊りには藩を揺るがす重大な秘密が隠されていた!表題作他、疫病を振りまく神出鬼没の料理人の正体に挑む一篇を収録。十手笛に宿る精霊とともに、みくがこの世の悪に立ち向かう!
著者等紹介
田中啓文[タナカヒロフミ]
1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、ジャズミステリ短編「落下する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で第33回星雲賞日本短編部門、09年「渋い夢」で第62回日本推理作家協会賞短編部門、16年「怪獣ルクスビグラの足型を取った男」で第47回星雲賞日本短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
74
目明し修行中のおみく。得意な笛を吹きながら飴を売る。村で起こったお家乗っ取りの主の仇討ち作戦で名主が大坂にやってきて何者かに殺される。盆踊りを指南して欲しいとの依頼を受けたおみくとひょんなことで知り合った踊り上手のお婆さんと村に行くことに。名主の事件からは手を引くようにと上からの命令が下りるも、十手を預かる矜持が許さない。村に集まる毎度の面々が今回は頼もしい。忠臣蔵に見立てた仇討ちと村に眠る重大な秘密とは。もう1話は疫病をふりまく謎の犯人と料理好きのお奉行の話。今作も笑えて楽しめる第4弾。2025/12/14
小梅さん。
11
おみくちゃん、今回も元気で頑張っていた。 母おぬいさんの知恵が、今作では事件の解決にあまり貢献しなかったのは、ちょっと残念。 そのかわりでもないだろうけど、おきくさんがいかしてた。 今後も出番があるといいな。 銀太郎も、おみくと仲良くなれそうだったのになぁ。 料理の殿様、いいわぁ。ああいうお殿様、周囲は大変そうだけどw奥方様、お料理食べてあげてちょうだいなw 事件は、私、あの包丁が曰くつきなのかと思ったんだけどな。それにしても、悪い奴もいたもんだ。 天網恢恢。ざまーみろーーー。2025/11/26
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