出版社内容情報
身寄りのない患者たちを病院に運ぶ“コトリバス”。その裏の目的とはー。医療業界に巣食う悪を暴く、人気シリーズ第二弾!
【目次】
内容説明
元外科医で厚生労働省職員の氷見亜佐子の仕事は、現場で正常な医療行為が行われているか監視すること。ある時、同僚の桃子から「緊急搬送先で一命を取り留めた夫から三下り半を突き付けられた友人がいる」と相談された亜佐子。家族に無断での転院、面会拒否、急な弁護士の登場に違和感を覚えて病院への侵入を決行。そこで思わぬ事実が発覚し…。弱者を貪る悪を絶つ!医療Gメンシリーズ第2弾。
著者等紹介
本城雅人[ホンジョウマサト]
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒業。産経新聞社入社後、サンケイスポーツで記者として活躍。2009年『ノーバディノウズ』で第16回松本清張賞候補となりデビュー。10年同作で第1回サムライジャパン野球文学賞大賞、17年『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
73
医療Gメンシリーズ2作目。今回のターゲットはナマポ(生活保護受給者)を狙った貧困ビジネス。かつてNHKで放映されたり、大阪で事件となった事例を取り入れている。生活保護費から払われる医療費は税金なので医療機関は未収金の心配がない。過剰診療、不正請求、怪しげな斡旋業者と心を失った悪徳医師。厚労省医療監視員の氷見亜佐子は今回も協力者と事件に立ち向かう。前作よりずっと面白くなり、さらに次作の予告。このシリーズは追いかけたい。2025/09/10
タイ子
67
シリーズ第2弾。医療現場の裏側のエグさをまざまざと読ませていただきました。元外科医で厚生労働省職員の氷見亜佐子が誤った医療現場にメスを入れる。生活保護を受けるほどの困窮者を誘い込み、入院させて不必要な手術をさせる。それだけでも虫唾が走るが、それをやっているのは病院自体ではなく病院を経営している会社が裏で糸を引いている。ヤバい、ヤバすぎるこの商売っていうかこの会社。病院にもぐりこんだフリーライターと看護師。追いつ追われつの最終段階はワクワクするほど面白い。もっとメスを入れて欲しい、庶民をいたぶる医療形態に。2025/11/03
きあら
20
シリーズ2作目は、貧困者を狙った悪徳ビジネスの舞台となる病院。前作よりも亜佐子の猪突猛進さがマイルドになり、津舟とのコンビも息が合ってきて、シリーズとしてもまとまってきた感じ。テーマとしてはありふれてはいるけれど、更なる巨悪に繋がるラストに次作からの展開に期待が高まる。2025/10/28
えみちゃん
19
先日読んだばかりの「医療Gメン氷見亜佐子」の第2弾です♬救急搬送先で一命を取り留めた夫の代理人を名乗る弁護士から三下り半を突き付けられた妻から相談を受けた亜佐子は違和感を覚えて調査に乗り出すのですが・・。路上生活者に日雇い労働、生活保護ときたらいかにもあぁ~怪しげなNPO法人が・・っと冒頭から波乱の予感。我らが亜佐子さんが今回も空気を読まずイノシシのごとく体当たりの調査に乗り出すのですが・・。笑っ。生活保護を受け取らねばならないほど困窮している者たちから限界までお金を搾り取る手段が恐ろしい。2025/09/06
ICHI (atomic)
6
2巻 元外科医で厚生労働省職員の氷見亜佐子の仕事は、現場で正常な医療行為が行われているか監視すること—— 面白かった♪本当にこんな病院あったら怖いな…しかもとんでもなく、きな臭い事になってきた🤔〇〇と〇〇の動向も気になる!楽しみ🩺2025/09/10
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