出版社内容情報
難手術を次々に成功させる天才移植外科医の「諦めない」発想術。生死をさまよったコロナ感染記、半生を振り返る手記を新規収録。
内容説明
万策が尽きた末期癌の少女。だが、その命を「諦めたくない」と考えた加藤医師は、ある手術法を思いつく―。斬新な発想と技術を駆使した手術で、死が目前だと思われた患者たちは生還する。NYで活躍する日本人移植外科医の、「諦めない」ことから生まれる発想と決断。文庫化にあたり、壮絶なコロナ感染体験と、あまり語られてこなかった加藤医師自身の半生について語ったインタビューを収録。
目次
アウト・オブ・ザ・ボックス
「NO」から始めないということ
ユダヤ人のおばあちゃんのバーミツバ
ブルークとの出会い
ヘザーの希望
ベネズエラで移植医療
ベネフィット・オブ・ザ・ダウト
しつこさのすすめ
競うのは患者の回復の早さ
外科医の決断力
インフォームド・コンセント
ニューヨークシティマラソン
単行本あとがき
インタビュー 新型コロナウイルス感染を体験して思うこと
インタビュー 僕が外科医を志した理由
文庫版あとがき
著者等紹介
加藤友朗[カトウトモアキ]
東京生まれ。東京大学薬学部、大阪大学医学部を卒業ののち1995年渡米。マイアミ大学移植外科で肝臓及び小腸の移植を多数手がける。2008年よりニューヨーク、コロンビア大学に移り、現在はコロンビア大学外科教授、ニューヨーク同大付属ニューヨーク・プレスビタリアン病院肝臓・小腸移植外科部長。米ABCのメディカルドラマ「グレイズ・アナトミー」、日本のTVドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」では、手がけた症例がそれぞれ作中の症例・手術のモデルとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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