集英社文庫<br> 青少年のための小説入門

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集英社文庫
青少年のための小説入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087442830
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「すげえの書いて、デビューしようぜ」
落ちこぼれヤンキーといじめられっ子中学生が、小説界に殴り込み! ?
小説家を目指すデコボココンビの奮闘を描く、渾身の青春長編小説。

小説家となった入江一真(かずま)のもとに、一枚の葉書が届く。とぎれとぎれの字で「インチキじゃなかったぜ」とだけ書かれたその手紙は、もう20年ほど会っていない「元相棒」から送られてきたものだった――。

1982年4月、中学2年だった一真は、万引きを強要された現場で、ヤンキーの登(のぼる)と出会う。
登は、いじめをやめさせる代わりに、「小説の朗読をして欲しい」と、一風変わった提案を一真に持ちかける。
実は登には「小説を書きたい」という野望があった。
ところが、登は幼いころから自由に読み書きができなかった。
しかし、登には一度聞いた物語は一言一句忘れない特技があり、頭の中に湧き出すストーリーを生かして作家になることを目指していた。そこで、一真に小説を朗読させてコンビで作家になることを目指そうとしたのだ。
はじめは嫌々だった一真だが、たくさんの小説をふたりで読むうちに、「面白い小説を創る」という想いが加速していく。しかし、次々に壁がふたりの前に立ちはだかり……。

熱い友情と挫折を描く、渾身の青春物語。

内容説明

「インチキじゃねえ小説、書こうぜ」幼少時より自由に読み書きができないまま成人した田口登と中学進学以来いじめられるようになってしまった入江一真が、コンビを組んで小説家を目指す。夏目漱石、サリンジャー、ドストエフスキー、筒井康隆、柴田翔など、ふたりは朗読を通して偉大なる作品に挑み、乗り越えようと奮闘するが…。物語の、言葉の、人間の。熱と力を信じる者に贈る青春長編小説。

著者等紹介

久保寺健彦[クボデラタケヒコ]
1969年東京都生まれ。立教大学法学部卒業、早稲田大学大学院日本文学研究科修士課程中退。2007年、『すべての若き野郎ども』で第1回ドラマ原作大賞選考委員特別賞を、『みなさん、さようなら』で第1回パピルス新人賞を、『ブラック・ジャック・キッド』で第19回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みーちゃん

60
「インチキじゃねぇ小説を書こうぜ」中二のいっちゃんと識字障害のヤンキーの登。2人は協力して小説を書くことになる。 登は、識字障害ではあるけれど、その分、耳で聞いたことをすぐに理解したり、記憶したりすることが上手になったのかな、すぐに今まで読んできた色々な小説の内容を結び付けられて、とても凄いなと思いました。 だからこそ、登といっちゃんはとてもいいコンビだったと思います。また、小説家って大変なんだなと…。これに出てきた小説、気になるものは読んでいきたいです。( ˘͈ ᵕ ˘͈ )2022/03/03

佳蓮★道央民

53
★★★★★★★七つ星👏初読み作家さんで、私と同じ発達障害の登さんと、一真が小説作家になる話。ディスレクシア(LD)生まれつき、読み書きが出来ない障害。私も軽度知的障害を持ってて、IQがかなり低いから、数字とか、その言葉の意味を理解するまでに凄く時間が掛かってしまい、けど、小説だけは何故か読めて。だから、小説読むのは、作家さんが小説を執筆するくらい好きです✨何て言うか、作家って凄いなってまた改めて認識されました。作家ってカッコイイし、私には尊敬に値します。小説好きにはオススメです!ありがとうございました。2021/08/27

ぼっちゃん

43
文庫で再読。小説の中に面白い小説とは何か研究してシーンがありそこに上がっていたように、字を読み書きできないヤンキーといじめられっ子の中学生が小説家を目指すという新鮮な設定で、主人公たちのキャラクターも魅力的であり、この二人は本当に上手くいくのかワクワクして読めて非常に面白かった。また研究のため色々な小説が出てくる、小説愛の詰まった小説でお薦めです。2021/09/24

よっち

35
中学2年だった一真が万引きを強要された現場でヤンキーの登と出会い、幼い頃から自由に読み書きができなかった彼と共に小説家を目指す青春小説。文字を読むのには苦労する登が一真に小説の朗読をしてもらって、彼が頭の中に湧き出すストーリーを一真が小説にする日々。そして一真が出会った少女・かすみとのほのかな恋。二人で多くの印象的な作品を読みながらコンビで小説家を目指すべく試行錯誤を続ける二人が、作家になってから少しずつ歯車が狂ってゆく展開はもどかしくて、けれどそんな彼らのままならない青春にはぐっと来るものがありました。2021/08/22

GAKU

34
ブックオフで見つけて面白そうだったので購入。初読みの作家さん。ディスクレシア(知能は問題ないが、文字の読み書きが非常に困難な障害)の地元の不良達に恐れられるヤンキーの登と、優等生の中学生一真の二人が小説家を目指すというお話。予想以上に面白かったです。2024/11/16

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