出版社内容情報
山川出版社が編集協力！イスラム史の本格版
イスラム世界の歴史を本格的に取り上げた初めての学習まんがです。しかも、
歴史教科書で有名な山川出版社が編集協力。同社の世界史教科書の著作者が監修していますので、教科書の流れを意識したつくりになっています。学校での日々の勉強や受験にも十分対応でき、「併読することで、教科書や学習参考書がわかりやすくなる学習まんが」ともいえます。
別巻4では、オスマン帝国の最盛期から滅亡までを中心に扱っています。
また内容は高校生レベルでも、小学校高学年であれば理解できるようにまんがは編集されています。
【編集担当からのおすすめ情報】
このシリーズは歴史教科書の山川出版社の協力を得てつくられていますが、人間ドラマ化が図られているのも大きな特長です。歴史を「喜怒哀楽からくる人間ドラマ」ととらえて、まんがのシナリオを作成しました。小学校高学年の方でも、歴史好きなら高校生レベルの歴史の流れがしぜんと頭に入ってくるはずです。
内容説明
学校の勉強にも受験にも役立つイスラム史の本格版！！歴史教科書の山川出版社が編集協力！！
目次
第１章 攻めの限界（大きな獲物；包囲再び）
第２章 北の強国（南下政策；列強の介入）
第３章 エジプトの猛者（激突；漁夫の利；逆襲）
第４章 列強の思惑（新しいスルタン；執念）
第５章 帝国のたそがれ（改革と反動；革命）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
8
世界の歴史イスラム編も第４巻でラスト。あれだけ強かったオスマントルコにも変化が。ロシアなどに押されて斜陽の時代に。現在でもイスラム圏は注目の場所ですね。2022/08/27
つっきーよ
2
1672年オスマン帝国の領土は最大になる。けれど、1683年の第二次ウィーン包囲で大敗し、以後、オスマン帝国は没落していく。18世紀末にはエジプトで独立の機運が増し、それに乗じ領土を拡大しようとするロシア、ロシアの増大を止めたいイギリスとフランスで泥沼の戦争になる。オスマン帝国は近代化を進めようとするも旧勢力に妨害され思うように進まない。20世紀に憲法を作ろうとするもスルタンに妨害され、革命が起きオスマン帝国は崩壊する。内容は第一次世界大戦のあたりまで。ざっくりとした流れを確認する上ではちょうど良かった。2025/02/27
元老院議員
1
斜陽のオスマン帝国編。1683年の第二次ウィーン包囲に前後するハンガリー情勢とか1821年に始まるギリシア独立戦争に絡むエジプト総督ムハンマド・アリーの動向とか1877年の露土戦争に先立つブルガリア人虐殺とかの周辺事情にもけっこう細かく目を配っている。かく時代が進むにつれて存在感を増すロシアにイギリスと、なかなか良く出来た構成だ。2022/09/30
