集英社文庫<br> 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

個数:

集英社文庫
辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月02日 08時58分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087441680
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

面白い本を読んだら誰かと語り合いたい──辺境作家と歴史学者による読書会。古今の名著・怪書をめぐる知的興奮に満ちた対談集。

内容説明

面白い本を読んだら誰かと語り合いたい!バットゥータ『大旅行記』から町田康『ギケイキ』まで。ディープな本を辺境作家と歴史家が読んで語り合った読書会の記録。片や自らの体験から、片や学問的な視点から、内容への考察が加えられ、対象の本の魅力が再発見されていく。知的好奇心が刺激され読書への興味が膨れ上がる、興奮に満ちた一冊。文庫化にあたり新たに読書会を行い、一章を追加。

目次

第1章 『ゾミア』―文明は誰のもの!?
第2章 『世界史のなかの戦国日本』―世界に開かれていた日本の辺境
第3章 『大旅行記』全八巻―三〇年の旅の壮大にして詳細な記録
第4章 『将門記』―天皇を名乗った反逆者のノンフィクション
第5章 『ギケイキ』―正義も悪もない時代のロードムービー的作品
第6章 『ピダハン』―あらゆる常識を超越する少数民族
第7章 『列島創世記』―無文字時代の「凝り」
第8章 『日本語スタンダードの歴史』―標準語は室町の昔から
追章 『姦通裁判』―文庫化記念対談

著者等紹介

高野秀行[タカノヒデユキ]
1966年東京都生まれ。『幻獣ムベンベを追え』でデビュー。2005年『ワセダ三畳青春記』で第1回酒飲み書店員大賞を、13年『謎の独立国家ソマリランド』で第35回講談社ノンフィクション賞、14年同作で第3回梅棹忠山・山と探検文学賞を受賞。著書多数

清水克行[シミズカツユキ]
1971年東京都生まれ。歴史家。明治大学商学部教授。専門は日本中世史。大学の授業は大講義室に400人超の受講生が殺到するほどの人気。歴史番組の時代考証なども担当。2000年に論文「足利義持の禁酒令について」により第1回日本歴史学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

104
専門の異なる二人による対談シリーズ2冊目。今回は交互に指定する本を読んでから語り合う読書会。2年間計8回の読書会の内容を一冊に纏めているので内容が濃い。紹介された「世界史のなかの戦国日本」は早速読みたい本に登録済み。二人の読書会の様に友人と課題本を決めて語ってみたいと思ったが果たして実現するのか。この二人の対談は是非シリーズ化してほしい。2022/05/17

へくとぱすかる

94
個人で書いた書評よりも、本をめぐる対談の方が、はるかにおもしろい。採りあげられている本は、かなり専門的な本もあるのだが、高野さん・清水さんが、それぞれのプロとしての角度から話し出すと、脚注も不要なほどグイグイと読み進められる。楽しくて知的好奇心をくすぐられる内容ばかり。9本の対談を読み終われば、地理・歴史についての見方が確実に変わるだろう(逆転的!)。しかしこの「読書会」には、前もって読みこなす下準備が必須だろうから、読者としては、大変な労力の結果を気軽に読んでいるわけで、この本は実に値打ちがある。2020/10/23

molysk

71
「今、ここ」を客観的に眺めようとするならば、空間的あるいは時間的に隔たった視点が必要になるのかもしれない。それは書物の力を借りて、辺境を巡り歩くことであり、歴史をさかのぼることである。例えば「ゾミア」では、辺境の山地民は未開で遅れている人々ではなく、国家の支配を逃れるために自らの意思で原始性を選び取ったのだ、という逆転の発想を述べる。イブン・バットゥータの「大旅行記」では、文化的に先進だったイスラム圏を通して、大航海時代でつながる前の十三世紀の世界が描かれる。二人の怪書・驚書ガイドによる超時空比較文明論。2023/11/27

トムトム

48
日本史の歴史家さんと秘境探検屋さんが同じ本を読み、感想を述べあう本。面白かった!もっと読みたい、足りないよ!日本の戦国時代や鎌倉時代みたいなのが現在進行形な国や地域はある。今でも国によっては戦争をしていたり独裁だったり殺人の捜査がろくすっぽ行われなかったり。今の日本が人類文化の標準ではない。縄文人も現代人も、生物学的にいうと大差ないので恐らく考える事は同じ。たかが数万年、進化という程の違いは生じていない。この本で紹介されていた参考文献、全部読んでみたくなりました!2021/06/25

Shun

36
お二人の読書会の記録。この読書会には前の回があり「世界の辺境とハードボイルド室町時代」という本になっていてそちらもいずれ。互いに面白いと思った本を提案し、読了後に語り合った様子がとても楽しそう。主に歴史や文明論の専門的な内容は次第にマニアックな方向へと進み、知らないことだらけでも興味が湧きます。まず第1章「ゾミア 脱国家の世界史」という初めて聞く用語が手強そうな印象。他にイブン・バットゥータ「大旅行記」は更に手強そうだが機会があれば。比較的読み易そうな本では町田康「ギケイキ」と、まずここから始めてみたい。2021/03/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16738199
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品