出版社内容情報
セオ マイコ 育児 保育園 幼稚園 保活 小学校 中学校 子育て 出産 結婚 婚約 赤ちゃん 幼児 子供 子ども 本屋大賞 幸福な食卓 戸村飯店 青春100連発 そして、バトンは渡された エッセイ 家族
内容説明
中学校教師として多忙な生活を送っていた著者。けれど40歳を目前に、想定外の妊娠発覚!母となり、やんちゃな娘の育児に奮闘する毎日が幕を開け―。「乳児 太もも 太すぎ」とインターネットで悩みを検索し続けた日々。どんなときも至ってのん気でマイペースな夫。教職時代に生徒たちが教えてくれた、子育てにとって一番大切なこと…。“明日”がもっと楽しみになる、ほのぼの家族エッセイ。
目次
我が家のメンバー
虹が出たなら
人生の岐路
最強の占い師
女子力発揮
メモリアルデイ
朝の定番
主婦の心得
読めそうで読めない明日に未来
究極の共同生活〔ほか〕
著者等紹介
瀬尾まいこ[セオマイコ]
1974年大阪府生まれ。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年、同作を表題作とする単行本でデビュー。05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、08年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、13年咲くやこの花賞、19年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
286
結婚直前位から、娘さんが幼稚園(プレクラス)の期間のエッセイがどどんと40連発。儂も当時の坊主との想い出と重ねてニヤニヤが止まりません。微笑ましかったり、まいこさんの戸惑いなどに吹き出して仕舞います。ルイーズより気楽な稼業としている様な占い師の話とかね、そのままズバリ『春、もどる』と題された物とか、本書のタイトルも『温室デイズ』を想起させますもんね。まいこさんファンへのサービスでもありますね。入院中にご主人が読まれていた本が何だったかは分かりませんでしたが、鋭い方なら気付いて仕舞うのですね(教えて♡)。2024/02/10
さてさて
187
『娘との生活が始まってから、明日が二つやってくるようになった気がする。自分の明日と、自分のよりもたくさんの可能性と未来に満ちた娘の明日』とおっしゃる瀬尾まいこさんの日常を垣間見ることのできるこの作品。まるで”瀬尾まいこ”という人物を主人公にした小説のようにも感じられる瀬尾さんの小説の筆致そのままに展開されるこの作品。そこには、瀬尾さんのあの作品、この作品のあんな表現、こんな表現の原点のような新鮮な驚きに満ちた世界がありました。物語を優しく紡ぎあげるいつもの瀬尾さんの眼差しを垣間見ることのできた作品でした。2021/10/26
馨
106
家族のエピソードを交えたエッセイ。出産前の入院での出会いから娘さん出産時の手術の話、娘さんの成長過程の流れが凄く良いなぁと思いました。たまに旦那さんの態度に突っ込みたくなるような時もありましたが旦那さんも良い人のようで素敵な家族だと思います。あっという間に子供は成長するのだなぁ。大きくなって娘さんがこの本を読まれる時のリアクションが見てみたいです。2019/11/15
のぶ
93
瀬尾さんが中学の先生を退職し、結婚した以降の日々を綴ったエッセイ集。序盤は旦那さんからプロポーズを受けた経緯。旦那さんの性格がとてもおっとりしていることが書かれていた。そして瀬尾さんはかつて子宮の手術を受けていて、子供は諦めていたところに思わず授かった命。本書の大半は出産から子育てについての毎日に割かれていた。子供に対しては親バカとも思える描写も多いが、生命の誕生から幼い命が育っていく過程は、読んでいて感動も覚えた。全体としてはほのぼのとしていて楽しいものだった。2019/11/26
佐島楓
78
エッセイと知らずに手に取ったが、瀬尾さんはポジティブな方だなと思った。やはり旦那さんを始めとするご家族の協力があってこその子育て。旦那さんのおおらかさと娘さんの元気さが伝わってきて、この先いろいろなことがあってもきっと大丈夫という気持ちにさせてくれる。2019/10/21