テクノ封建制―デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配するとんでもなく醜くて、不公平な経済の話。

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テクノ封建制―デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配するとんでもなく醜くて、不公平な経済の話。

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087370089
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0033

出版社内容情報

◆テック富豪が世界の「領主」に。
◆99%の私たちを不幸にする「身分制経済」
◆トランプ&イーロン・マスク体制を読み解くための必読書

グーグルやアップルなどの巨大テック企業が人々を支配する「テクノ封建制」が始まった!
彼らはデジタル空間の「領主」となり、「農奴」と化したユーザーから「レント(地代・使用料)」を搾り取るとともに、無償労働をさせて莫大な利益を収奪しているのだ。
このあまりにも不公平なシステムを打ち破る鍵はどこにあるのか?
異端の経済学者が社会の大転換を看破した、世界的ベストセラー。

【各界から絶賛の声、続々!】
米大統領就任式で、ずらりと並んでいたテック富豪たちの姿に「引っかかり」を感じた人はみんな読むべき。
――ブレイディみかこ氏

テクノロジーの発展がもたらす身分制社会。その恐ろしさを教えてくれる名著。
――佐藤優氏

これは冗談でも比喩でもない! 資本主義はすでに死に、私たちは皆、農奴になっていた!
――大澤真幸氏

私たちがプレイしている「世界ゲーム」の仕組みを、これほど明快に説明している本はない。
――山口周氏

世界はGAFAMの食い物にされる。これは21世紀の『資本論』だ。
――斎藤幸平氏

目次
第一章 ヘシオドスのぼやき
第二章 資本主義のメタモルフォーゼ
第三章 クラウド資本
第四章 クラウド領主の登場と利潤の終焉
第五章 ひとことで言い表すと?
第六章 新たな冷戦――テクノ封建制のグローバルなインパクト
第七章 テクノ封建制からの脱却
解説 日本はデジタル植民地になる(斎藤幸平)

著者略歴
ヤニス・バルファキス
経済学者。1961年アテネ生まれ。2015年のギリシャ経済危機の際に財務大臣に就任、EUから財政緊縮を迫られるなかで大幅な債務帳消しを主張し、世界的に話題となった。
現在はアテネ大学で経済学教授を務める。
主な著書にベストセラー『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』など。

斎藤幸平(さいとう・こうへい)
経済思想家。東京大学大学院総合文化研究科准教授。1987年生まれ。主な著作に17言語に翻訳され、世界的ベストセラーとなった『人新世の「資本論」』など。

関美和(せき・みわ)
英語翻訳者、ベンチャー・キャピタリスト。主な訳書に『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』(上杉周作との共訳)『ゼロ・トゥ・ワン』『誰が音楽をタダにした?』など。

内容説明

資本主義はすでに終焉を迎え、グーグルやアップルなどの巨大テック企業が人々を支配する「テクノ封建制」が始まっている。テック企業はデジタル空間の「領主」となり、「農奴」と化した私たちユーザーから「レント(地代・使用料)」を搾り取っているのだ。このあまりにも不公平なシステムを打ち破る鍵はどこにあるのか?“異端の経済学者”が社会の変質を看破した、世界的大ベストセラー。

目次

第一章 ヘシオドスのぼやき
第二章 資本主義のメタモルフォーゼ
第三章 クラウド資本
第四章 クラウド領主の登場と利潤の終焉
第五章 ひとことで言い表すと?
第六章 新たな冷戦―テクノ封建制のグローバルなインパクト
第七章 テクノ封建制からの脱却
附記1 テクノ封建制の政治経済学
附記2 デリバティブの狂気

著者等紹介

バルファキス,ヤニス[バルファキス,ヤニス] [Varoufakis,Yanis]
経済学者。1961年アテネ生まれ。2015年のギリシャ経済危機の際に財務大臣に就任、EUから財政緊縮を迫られるなかで大幅な債務帳消しを主張し、世界的に話題となった。現在はアテネ大学で経済学教授を務める

斎藤幸平[サイトウコウヘイ]
経済思想家。東京大学大学院総合文化研究科准教授。1987年生まれ

関美和[セキミワ]
英語翻訳者、ベンチャー・キャピタリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

121
GAFAMなど巨大テック企業による国家を超えた支配を、封建領主と農奴の関係になぞらえる。国境と政治に遮断された形の資本主義は終わり、国境を超えるデジタル空間支配を通じた新しいクラウド資本主義体制へ移りつつあると見る。プラットフォーム抜きで経済活動が行えなくなり、デジタル領主に権力が集中し地代を搾取されていると。そんな不公平なシステム脱却のため反乱を呼びかけるが、中世の封建制と異なりクラウド世界の領主は農奴に便利さと恩恵を与えて懐柔すると同時に反逆者を即座に捕捉できるのだ。反乱に応じる者はまずいないだろう。2025/04/26

Sam

54
現代の「封建制」は土地ではなくデジタル・ネットワーク(「クラウド封土」)の中に人々を封じ込める。即ちAmazon等の「クラウド領主」はAIのアルゴリズムによって消費者(「クラウド農奴」)を意のままに操り、さらには従来の資本家階級までもその強大な権力基盤(歯向かえばネットワークからはじき出される)によって臣下(「クラウド封臣」)にしてしまった(よって資本主義は終わった)という見立てはなかなか説得力がある。斎藤幸平は「このままでは日本はアメリカのデジタル植民地になる」と警鐘を鳴らしているが果たして。2025/04/11

逆丸カツハ

36
やや解像度がボヤッとしていて、かなり単純化されているような印象を受けたがその中にも真実はあるのだろうと思う。アメリカやロシアを見ていると封建制、身分制の時代に戻っていくのかもしれないという危機感を覚えなくもない。それが正しいのか、どうなるかは分からない。エンジニアの端くれとして新しい技術にふれて、技能を身につける時間は本当に楽しいのだが、テクノロジーが生み出す格差はやはり問題だなぁ。自分は完全にプロレタリアート側ではあるが。2025/04/28

Satoshi

17
GAFAMやマグニフィセント7と言われるビックテックの批判。内容は過激だが、芯を突いている。インターネットは自由な表現空間だったはずなのに、寡占し、人々を消費するだけの奴隷にした。我々は大切な情報をビックテックに無償提供し、欲望を刺激され、空虚な消費を繰り返す。そのバックグラウンドは大量の電力と水を消費するデータセンターに支えられ、地球環境に負担をかける。2025/03/05

shikada

16
古来、封建制といえば物理的な土地を支配した君主が庶民から搾取したが、現代は巨大テック企業がクラウド資本(通信ハードウェア、データ、AI、アルゴリズムの集合体)でもって数十億のクラウド農奴をタダ働きさせる「テクノ封建制」。クラウド農奴は無償でSNSに投稿して自身のデータを提供し、テック企業がおすすめした商品を購入する。テック企業がevilかの線引きは難しいが、租税を回避してトップ層が不当にトミみ、従業員に還元しない企業を支持し続けることには抵抗感がある。2025/03/04

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