出版社内容情報
自分とは異なる立場や考えの人と、いかに対話し、合意形成していけばよいのか分からない。
それどころか、深刻な信念対立を目の当たりにし、対話への希望を失ってしまう。そんな人は多いのではないだろうか。
本書は、「本質観取」と呼ばれる哲学の思考法・対話法を、誰もが実践できるようになるための入門書である。
分断をのりこえ、民主主義を成熟させるための対話の極意とは?
実践で活用できるワークシートや、ファシリテーションのコツなども収録。
社会学者 橋爪大三郎氏
とにかくわかりやすくて面白い。実例が豊富なので、
本質観取の哲学対話が、これで誰でもすぐできる。
独立研究者・著作家 山口周氏
対話を通じて、多様な他者と相互承認・共通了解へと至る「本質観取」の方法は、
多数の関係者を束ねるビジネスリーダーにこそ求められます。
苫野一徳(とまのいっとく) 熊本大学大学院教育学研究科准教授。
著書に『「自由」はいかに可能か』『はじめての哲学的思考』『愛』など多数。
岩内章太郎(いわうちしょうたろう) 豊橋技術科学大学准教授。
著書に『新しい哲学の教科書:現代実在論入門』『〈私〉を取り戻す哲学』など。
稲垣みどり(いながきみどり) 順天堂大学国際教養学部准教授。
著書に『共生社会のためのことばの教育─自由・幸福・対話・市民性』など。
【目次】



