集英社新書<br> アメリカのいちばん長い戦争

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集英社新書
アメリカのいちばん長い戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213621
  • NDC分類 253.073
  • Cコード C0222

出版社内容情報

1975年4月30日。かつて「アメリカ史上最長の戦争」だったヴェトナム戦争が、大きな挫折に終わった日から50年。
その一部は新たな「最長の戦争」となったアフガン戦争終結までの日々とも重なる。
ケネディ政権時代に始まり、ニクソン/フォード政権期に終わったはずの戦争は、その後も長く遺恨を残していまに至る。
ふたつの「いちばん長い戦争」のあいだに起こったことは何か。そこで残されたものは何か。
現代アメリカの「分断」の源流をたどる、新たな視角から直視したアメリカの政治文化と社会の現代史。

◆目次◆
第1章 始まりのない戦争
第2章 闇のなかの星条旗
第3章 病の幻影
第4章 擬制と神話
第5章 巨頭の影のなかで
第6章 終わりのない戦争

◆著者略歴◆
生井英考(いくい えいこう)
1954年生まれ。慶應義塾大学卒業。アメリカ研究者。2020年春まで立教大学社会学部教授、同アメリカ研究所所長。
著書に『ジャングル・クルーズにうってつけの日――ヴェトナム戦争の文化とイメージ』『負けた戦争の記憶――歴史のなかのヴェトナム戦争』『空の帝国 アメリカの20世紀』ほか。
訳書に『カチアートを追跡して』(ティム・オブライエン著)、『アメリカ写真を読む』(アラン・トラクテンバーグ著)ほか。

内容説明

一九七五年四月三〇日。かつて「アメリカ史上最長の長い戦争」だったヴェトナム戦争が、大きな挫折に終わった日から五〇年。その一部は新たな「最長の戦争」となったアフガン戦争終結までの日々とも重なる。ケネディ政権時代に始まり、ニクソン/フォード政権期に終わったはずの戦争は、その後も長く遺恨を残していまに至る。ふたつの「いちばん長い戦争」のあいだに起こったことは何か。そこで残されたものは何か。現代アメリカの「分断」の源流をたどる、新たな角度から直視したアメリカの政治文化と社会の現代史。

目次

第一章 始まりのない戦争
第二章 闇のなかの星条旗
第三章 病の幻影
第四章 擬制と神話
第五章 巨塔の影のなかで
第六章 終わりのない戦争

著者等紹介

生井英考[イクイエイコウ]
1954年生まれ。慶應義塾大学卒業。アメリカ研究者。2020年春まで立教大学社会学部教授、同アメリカ研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

68
タイトルは著者の元々の専門であるベトナム戦争から来ているが、当然それより長いアフガニスタン侵攻も同じく示す。それを象徴的に表しているのが、サイゴン陥落とカブール陥落の際のアメリカ大使館員らのヘリコプターでの脱出劇だ。このベトナム戦争から現代までのアメリカの政治史を、戦争をひとつの指標にしながら描く。大統領を始め多くの政治家、軍人についても語られており、この時代の見取り図として読むことができる(実際冒頭にコンパクトな略年表がある)。一方で人物の取り上げ方など、著者自身の関心を整理しているような印象もあった。2025/07/30

羊山羊

18
本著は、アメリカがヴェトナム戦争を通じて、いかに深刻な社会的分断を抱えるに至ったかを描いた作品だ。また、アフガニスタン戦争という現代のもう一つの敗北にも触れ、戦争と社会の関係を問い直している。本書の中核にあるのは、「現場と非現場の分断」という視点だ。太平洋の向こう側で展開された戦争は、正規の戦争ではなく、南ヴェトナム軍の支援という形で始まりながら、終わりの見えない消耗戦へと拡大した。兵士たちは、心に深い傷を負って帰国し、それにもかかわらず反戦派から非難されるという二重の苦しみを味わった。→2025/07/31

urs

4
アメリカ近代史の勉強。ベトナム戦争の後遺症が時間をおいて社会に染み込んでくるのが生々しい。2025/06/07

アーク

3
アメリカって戦争に負けたことがない国のイメージがあったけれど、さにあらず。ベトナム戦争やアフガン紛争など、アメリカが実質的な敗戦国になった戦争について本書は詳細に解き明かしていた。そしてその陰に隠れた兵士たちの苦悩にも迫ってみせる。アメリカは基本的には右寄りの国なんだろうけど、国家がそのために戦った兵士たちを護ってくれなかったというのも皮肉ではあるな。2025/08/07

どんぐり

2
ベトナム戦争「後」を中心としたアメリカ現代史。歴然たる学歴・人種差別、大統領によって煽られる分断、政治をも揺るがす陰謀論などなど、ベトナム戦争後の政治トピックはそっくりそのまま現代にも当てはまる。教訓が全く生かされないアメリカの現状には諦念すら漂う。あと新書にしては語り口が妙に叙情的。2025/06/15

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