集英社新書<br> スーザン・ソンタグ―「脆さ」にあらがう思想

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集英社新書
スーザン・ソンタグ―「脆さ」にあらがう思想

  • 波戸岡 景太【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087212846
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0210

出版社内容情報

進歩という名の暴力に対する、「知性」の闘い──
クィア批評やメディア論における最重要人物、ついに入門書が誕生!

【推薦コメント】
ソンタグとはいったい何であるのかに向き合い、読者の理解を促すべく仕掛けと工夫によって入門書として着地させた好著。
────五野井郁夫氏(高千穂大学教授、政治学者・『山上徹也と日本の「失われた30年」(池田香代子氏との共著)』、『「デモ」とは何か――変貌する直接民主主義』)

スーザン・ソンタグを再びカッコよくするための試みである、この本はたぶん入門書になるにはカッコよすぎるのだ。
────北村紗衣氏(武蔵大学教授、批評家・『批評の教室』『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』『英語の路地裏』)

【おもな内容】
”反解釈・反写真・反隠喩”で戦争やジェンダーといった多岐にわたる事象を喝破した、批評家スーザン・ソンタグ。
あらゆる脆さにあらがう、その「カッコよさ」は、しかし生誕から90年を迎え、忘れかけられている。
本書は「《キャンプ》についてのノート」で60年代アメリカの若きカリスマとなったデビューから、「9・11事件」への発言で強烈なバッシングの対象になった晩年までの生涯とともに、ソンタグという知性がなぜ読者を挑発し続けるのかを鮮やかに描き出す。
自身のマイノリティ性や病にあらがい到達した思想の本質とは。

【目次】
はじめに
第1章 誰がソンタグを叩くのか
第2章 「キャンプ」と利己的な批評家
第3章 ソンタグの生涯はどのように語られるべきか
第4章 暴かれるソンタグの過去
第5章 『写真論』とヴァルネラビリティ
第6章 意志の強さとファシストの美学
第7章 反隠喩は言葉狩りだったのか
第8章 ソンタグの肖像と履歴
第9章 「ソンタグの苦痛」へのまなざし
第10章 故人のセクシュアリティとは何か
第11章 ソンタグの誕生
終章 脆さへの思想
おわりに

【著者略歴】
波戸岡景太(はとおか・けいた)

1977年、神奈川県生まれ。
専門はアメリカ文学・文化。博士(文学)〈慶應義塾大学〉。
現在、明治大学教授。
著書にThomas Pynchon’s Animal Tales: Fables for Ecocriticism(Lexington Books)、『映画ノベライゼーションの世界』(小鳥遊書房)、『ラノベのなかの現代日本』(講談社現代新書)など。
訳書にスーザン・ソンタグ『ラディカルな意志のスタイルズ[完全版]』(管啓次郎との共訳、河出書房新社)など。

内容説明

“反解釈・反写真・反隠喩”で戦争やジェンダーといった多岐にわたる事象を喝破した、批評家スーザン・ソンタグ。あらゆる脆さにあらがう、その「カッコよさ」は、しかし生誕から九〇年を迎え、忘れかけられている。本書は「“キャンプ”についてのノート」で六〇年代アメリカの若きカリスマとなったデビューから、「9・11事件」への発言で強烈なバッシングの対象になった晩年までの生涯とともに、ソンタグという知性がなぜ読者を挑発し続けるのかを鮮やかに描き出す。自身のマイノリティ性や病にあらがい到達した思想の本質とは。

目次

誰がソンタグを叩くのか
「キャンプ」と利己的な批評家
ソンタグの生涯はどのように語られるべきか
暴かれるソンタグの過去
『写真論』とヴァルネラビリティ
意志の強さとファシストの美学
反隠喩は言葉狩りだったのか
ソンタグの肖像と履歴
「ソンタグの苦痛」へのまなざし
故人のセクシュアリティとは何か
ソンタグの誕生
脆さへの思想

著者等紹介

波戸岡景太[ハトオカケイタ]
1977年、神奈川県生まれ。専門はアメリカ文学・文化。博士(文学)“慶應義塾大学”。現在、明治大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ネギっ子gen

65
【写真を撮ることは、他の誰かが抱える(あるいは他の事物が抱える)死すべき運命、ヴァルネラビリティ、移ろいやすさといったものに関与すること】2004年に逝去の、アメリカを代表するマルチな才能を持った知識人・ソンダク。若きカリスマとなったデビューから、「9.11事件」でバッシングの対象になった晩年までの生涯と、彼女の知性が読者を挑発し続ける理由を探った新書。<ソンタグの著作には、それこそ「不安」が節操をなくして拡散し続ける現代社会をどう読むべきなのか、その知的方法論が、確かにはっきりと書き込まれていた>と。⇒2024/01/25

hiroizm

29
アン・カーソン「赤の自伝」の本の帯の「ソンタグ推薦」の文に「この人何者ですか?」というポッドキャスト相方の疑問に答えるべく調査のため読書。ソンタグについて小説を一冊、日記論考を数冊斜め読み程度に読んだくらいで、あちらの大学の先生で学者と勝手に思い込んでいたが、実大学は修士までで在野の文学ライターとして生涯現役、といったソンタグのおよそのパーソナリティが知れたのが大きかった。ソンタグ興味深い人ですね。2024/02/17

かふ

27
ソンタグの『反解釈』は「解釈しない」という「解釈」であって、権威的な解釈よりはキャンプ趣味(キッチュみたいなものだと解釈するけど)で楽しもうぜ!みたいな、だからソンタグの批判的部分の釈明ではなく面白さを伝えればいいと思う。『反解釈』では『ラドン』のピアノ線が切れて実際に炎上してまうハプニングの素晴らしさを語っているのだった。そういう予想外の出来事を楽しんでしまおうというヒッピー文化的な側面があったのだ。『写真論』ではダイアン・アバースのフリークスに惹かれてしまう大衆の欲望みたいな。2023/12/16

紫羊

20
キャンプ論は感覚としては理解できるけど、たったの数十年間で、最先端から陳腐化、そして今また再評価というのに驚く。「おわりに」によると、サンタグの生涯が映画になるらしい。日本で上映されるのなら観てみたいし、刊行されている日記を読んでみたい。2024/01/21

Tenouji

15
ソンタグに興味があり、読んでみたが、「解釈」ではなんとも、ということに気づかされたことは、良かったのか、悪かったのかw。2023/12/12

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