集英社新書<br> 自己検証・危険地報道

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集英社新書
自己検証・危険地報道

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  • サイズ 新書判/ページ数 247p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210897
  • NDC分類 070.14
  • Cコード C0231

出版社内容情報

3年4カ月の拘束から得た「教訓」とは?

シリアで3年4カ月にわたって拘束された安田純平。
本書は、安田と、彼の救出をめぐって苦悩したジャーナリストたちが、
このような事態で何をすべきだったか、家族やメディアへの対応は適切だったか、
そして、ジャーナリストの仕事について政府や社会にどう訴えていけばいいのか……など、
危険地報道をめぐる課題について「本音で」討議した自己検証本である。
安田本人による、2002年のアフガニスタンから15年のシリアに至る取材活動の「総括」も収録。

危険地の現場を取材することの意義は本書でも多くの執筆者が触れており、言を俟ちません。
具体的に実行するにあたって、今回の私や家族が経験したものが役に立ち、
危険地においてよい仕事をする人が増えていってくれたらありがたいです。
━━安田純平(本文より)


【目次】
序章 なぜジャーナリストは危険地を取材するのか 土井敏邦
第1章 私は危険地をどのような方法で取材してきたか 安田純平
第2章 座談会「自己検証・安田純平さん拘束事件と危険地報道」
    安田純平、土井敏邦、川上泰徳、石丸次郎、綿井健陽、高橋弘司
第3章 外国人記者が見た「安田純平さん拘束事件」 フィリップ・メスメール
終章 これからの「危険地報道」へ向けて 川上泰徳、石丸次郎、高橋弘司、五十嵐浩司、綿井健陽

【著者プロフィール】
安田 純平(やすだ じゅんぺい) ジャーナリスト

土井 敏邦(どい としくに) ジャーナリスト
川上 泰徳(かわかみ やすのり) 中東ジャーナリスト、元朝日新聞記者
石丸 次郎(いしまる じろう) 「アジアプレス・インターナショナル」大阪事務所代表
綿井 健陽(わたい たけはる) ジャーナリスト・映画監督
高橋 弘司(たかはし ひろし) 横浜国立大学准教授。元毎日新聞記者
五十嵐 浩司(いがらし こうじ) 大妻女子大学教授。元朝日新聞記者
フィリップ・メスメール フランス夕刊紙「ル・モンド」東京特派員

内容説明

シリアで三年四カ月にわたって拘束された安田純平。本書は、安田と、彼の救出をめぐって苦悩したジャーナリストたちが、このような事態で何をすべきだったか、家族やメディアへの対応は適切だったか、そして、ジャーナリストの仕事について政府や社会にどう訴えていけばいいのか…など、危険地報道をめぐる課題について「本音で」討議した自己検証本である。安田本人による、二〇〇二年のアフガニスタンから一五年のシリアに至る取材活動の「総括」も収録。

目次

序章 なぜジャーナリストは危険地を取材するのか
第1章 私は危険地をどのような方法で取材してきたか
第2章 座談会「自己検証・安田純平さん拘束事件と危険地報道」
第3章 外国人記者が見た「安田純平さん拘束事件」
終章 これからの「危険地報道」へ向けて(虚偽情報に振り回された3年4カ月―安田さん拘束事件でメディアや政府に問われる課題;危険地取材をめぐる三つの危機;ジャーナリストと市民との「溝」をどう埋めるのか;フリーランスが危険地で犠牲になりがちな日本って、おかしい。そこから世界を考えたい;ほんとうに「救出手段」はないのか)

著者等紹介

安田純平[ヤスダジュンペイ]
1974年埼玉県生まれ。ジャーナリスト。一橋大学社会学部卒業後、信濃毎日新聞に入社。在職中にイラクやアフガニスタンを取材。2003年に退社し、フリージャーナリストに。07年から08年にかけて、イラク軍関連施設などで料理人として働きながら戦場の実態を取材し、『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(集英社新書)を刊行する。12年にシリア内戦を取材。15年6月、再びシリアを取材するためトルコ南部から入国したところで武装勢力に拘束され、18年10月、3年4カ月ぶりに解放された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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犬養三千代

8
安田純平さんの語り。危険地砲塔を考えるジャーナリストの会の討論。 遠い所の出来事を私達は知りたいと思うことが大切。東日本大震災の時も報道がなされたために海外の様々な地域からたくさんの援助、励ましがきた。有り難いことだ。紛争地域にも子供がいて、私とおなじくらいの歳のひと老人もいる。政府が渡航制限(ジャーナリストの)をしているのは表現の自由を冒しているとの正論も大切だが「自己責任論」はいただけない。中国に旅行して拘束される可能性は誰にでもある。2019/10/30

K

8
フリージャーナリストと一般国民との危険地報道に対する認識の差を痛感する内容であり、実情を知り、改めて考える必要がある問題だと感じた。旅券返納問題や「自己責任論」などの議論を踏まえて危険地報道の存在意義を今一度考え直す良い機会になった。2019/09/17

matsu

8
シリアで拘束されていた安田純平さんと、その救出に関わったジャーナリストが、危険地報道は何故必要なのか?そして拘束された場合、我々はどのように対処するべきなのか?などについて論じている。いくつか金言と思える言葉があり、危険地報道の意義について自分の中でより明確になった。2019/09/15

ののまる

7
序章で指摘されていることは、すごく重要だと思う。2020/02/25

チャーリイ

1
危険地報道の意義を自分なりに理解し同意する立場であり、そうした内容に関しては改めて言うことはない。興味深かったのは、(1)現在進行系の人質事件報道にあっては、生命保護の観点や、プロパガンダ化の抑制のために具体的にどう報じ、あるいは報じないのが望ましいか(2)家族や同僚のジャーナリスト、支援組織は開放のために何をして、何をせざるべきなのか─に関するアクチュアルな議論。安田さん事件時の実例と他の事例を比較しつつ、安田さん本人が何を望んでいたかの証言も盛り込んでいて、本書は貴重な議論材料。2019/11/05

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