出版社内容情報
「テンプル騎士団」はエルサレム巡礼に向かう人々の保護のために設立されたが、軍事力、政治力、経済力すべてを持ち合わせた超国家組織に変貌を遂げる。西洋歴史小説の第一人者がその興亡を描く。
佐藤 賢一[サトウケンイチ]
著・文・その他
内容説明
十二世紀初頭に誕生した「テンプル騎士団」は、もともとエルサレム巡礼に向かう人々の保護のために設立された。しかしその後、軍事力、政治力、経済力すべてを持ち合わせた超国家組織に変貌を遂げる。彼らは、後世に影響を与えた数々の画期的な制度(管区、支部といった巨大ネットワークを張り巡らせる組織作り、指揮命令系統の明確な自前の常備軍、銀行業の始まりともいわれる財務管理システムなど)を形成した。西洋歴史小説の第一人者が、その成立過程から悲劇的結末までの二百年にわたる興亡を鮮やかに描き出す。
目次
第1部 テンプル騎士団事件―前編
第2部 テンプル騎士団とは何か(テンプル騎士団は始まる;テンプル騎士団は戦う;テンプル騎士団は持つ;テンプル騎士団は貸す;テンプル騎士団は嫌われる)
第3部 テンプル騎士団事件―後編
著者等紹介
佐藤賢一[サトウケンイチ]
1968年山形県生まれ。山形大学教育学部卒業後、東北大学大学院文学研究科で西洋史学を専攻。93年『ジャガーになった男』で第六回小説すばる新人賞を受賞。99年『王妃の離婚』で第一二一回直木賞を受賞。2014年に『小説フランス革命』(全一二巻)で第六八回毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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