出版社内容情報
トランプ大統領誕生やイギリスEU離脱国民投票では、多くの個人情報が世論形成に利用された。これらによって醸成されたポピュリズムにどう抗うのか。デジタル時代の民主主義を考える。
福田 直子[フクダナオコ]
著・文・その他
内容説明
アメリカの大統領選挙やイギリスEU離脱の国民投票では、私たちが無意識のうちに提供している多くの個人情報が選挙キャンペーンや世論形成に利用された。嘘を混ぜたプロパガンダや個人の不安に直接訴える「マイクロ宣伝」といった、巧妙なサイバー戦略は、近い将来行われるであろう日本の国民投票でも使われるのは間違いない。これらによって醸成されたポピュリズムに私たちはどう抗うのか。欧米での徹底的な取材からデジタル時代の民主主義を考える。
目次
第1章 ビッグデータは監視し、予測し、差別する
第2章 「心理分析」データを使った選挙広告キャンペーン
第3章 ソーシャルメディアは敵か、味方か
第4章 ロシアのサイバー作戦が欧米のポピュリズムを扇動する―ロシアから「ボット」をこめて
第5章 デジタル時代の民主主義
著者等紹介
福田直子[フクダナオコ]
ジャーナリスト。上智大学卒業後、ドイツのエアランゲン大学にて政治学・社会学を学ぶ。帰国後、新聞社、出版社にて勤務。アメリカとドイツに30年住み、ニュース系の媒体に寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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