集英社新書
グローバリズム その先の悲劇に備えよ

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087208863
  • NDC分類 304
  • Cコード C0231

出版社内容情報

TPP FTA 自由貿易 トランプ EU ポピュリズム 長期停滞論 金融緩和 財政出動 ナチス 全体主義 世界大恐慌 ポランニー ケインズ ガルブレイス 不確実性 主権 日米同盟 AIIB 中国 習近平 一帯一路マッキンダー ロシア 成長率 GDP

内容説明

国境を越えた人・モノ・カネの動きが鈍ってきた。英国EU離脱やトランプ現象、ルペンの躍進など、反グローバリズムを旗印にしたポピュリズムの嵐も吹き荒れている。グローバル化がいよいよ終わるのだ。しかし、残されたのはグローバル化によって引き裂かれた国民と社会の分断だ。そこから始まる悲劇とは?いまだグローバル化への幻想から覚めない日本の運命は?気鋭の論客ふたりが文明の危機の時代の本質に切り込む!

目次

第1章 「怒りの政治」が世界を覆う(「怒りの政治」がグローバル化に終止符を打つ;脱グローバル化の再来はポラニーで「読めた」 ほか)
第2章 EU離脱は国民主権の回復(脱グローバル化の嵐が欧州を吹き荒れる;「規制の帝国」への反発 ほか)
第3章 真の冷戦終結で日本はどうなるか(本当の意味での冷戦の終結;アメリカにとっての主権の制約は安全保障条約 ほか)
第4章 悲劇の時代に何をなすべきか(帰ってきた長期停滞論;ハンセンの予言はなぜ外れたのか ほか)

著者等紹介

中野剛志[ナカノタケシ]
評論家。元・京都大学大学院工学研究科准教授。エディンバラ大学大学院にて政治思想を専攻し、博士号取得

柴山桂太[シバヤマケイタ]
京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。専門は経済思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイランド

84
とてもわかりやすく、面白かったのだが、背中がうすら寒くなる本だった。世界のあちこちで起きている保護主義、反グローバリズムの流れは歴史の必然であり、その中でグローバリズムの道を猛進する日本政府と財界は、日本を世界からの収奪の的とし、日本国民をどんどん貧しくどころか、不幸のどん底に突き落としていく。政治は、経済は何のためにあるのか。人を幸せにするためではないのか。その『人』とはある方のお友達や、一部の大富豪ではないはずである。日本に住む人たちが幸せになるためには何をすべきか。託すべき人は誰か考える必要がある。2019/12/30

キック

46
グローバル化や新自由主義の恩恵があるのは、ごく一部の富裕層や大企業だけであって、大部分の人々は幸せにはなりえないということを、明確に解説しています。ただ、危機感を煽るだけ煽って、今後の対策については多くを語らず、残念な印象の本でした。ところで、憲法改正に命を燃やす安倍は、新自由主義やグローバル化の矛盾や暗部を理解する気もなく、自分に都合が悪い時だけ「経済優先」とか言って、大企業優遇政策を強力に展開。一方、批判だけで対案も示せない野党は、烏合の集団と化しています。今後、一体、日本はどうなるのでしょうか。2017/07/14

さきん

33
グローバル志向以後の世界がどうなるか非常に関心ある。自分は日本の僻地を飛び回る仕事をしているが、コミュニティの崩壊、集落の崩壊を目の当たりにしている。下手な発展途上国よりもひどい。何とか、集落の機能を回復するべく仕事を創りたいが、グローバルリズムに席巻されたら、たまらない。 2017/08/10

アベシ

32
ポピュリズムの定義:1大衆迎合主義、2反グローバリズム、私も今までグローバリズムこそ日本の生きる道だと思って疑いませんでした。日本には反グローバリズムを訴える人がいない、この指摘には今、二人がいるじゃないかと思いましたが、確かに政治家にはいませんね。グローバリズムに関わる過去の教訓がまったく意識されていない現代の状況の中、新しい重商主義の世界の中で、日本の進路はどうなるのだろうと考えてしまいました。あらためてケインズの”将来に”向かっての次の1歩は、思想から生じるに違いない。”という言葉を噛み締めます。2020/11/03

hk

21
【購入済み・あと5回読む本】 中野、柴山、集英社新書という黄金トリオの健在ぶりをまざまざと見せつけた一冊。キーワードは「総力戦」「グローバル化」「主権」「ポピュリズム」「強兵なき富国」といったところだろう。2012年前後に刊行された「グローバル恐慌の真相」や「静かなる大恐慌」の姉妹書にあたる。前書籍ではグローバリズムこそが国際社会を混迷に追いやっていると喝破していた。そして本書ではブレクジットやトランプ政権誕生を受け、グローバリズムの傷跡をどのように清算すればよいかを2人の識者が忌憚なく議論していく。2017/06/23

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