出版社内容情報
信仰心と愛国心が暴走した戦前の全体主義。その種が蒔かれた明治維新から第二次大戦までの75年と酷似した過程を戦後日本も歩んでいる! あの全体主義は甦るのか。気鋭の政治学者が宗教学の泰斗と徹底分析。
内容説明
国家神道、祖国礼拝、八紘一宇。愛国心と信仰心が暴走した果てに、戦前の日本がなだれこんでいった全体主義。その種がまかれた明治維新から第二次大戦まではおよそ七五年だが、戦後七五年が近づく現代の日本も、奇妙によく似た歴史の過程を進んでいる。危機の時代になると、人々はなぜ国家と宗教に傾斜していくのか。戦前のような全体主義はよみがえるのか。日本の社会と政治の歪みに気鋭の政治学者と宗教学の泰斗が警鐘を鳴らす!
目次
第1章 戦前ナショナリズムはなぜ全体主義に向かったのか
第2章 親鸞主義者の愛国と言論弾圧
第3章 なぜ日蓮主義者が世界統一をめざしたのか
第4章 国家神道に呑み込まれた戦前の諸宗教
第5章 ユートピア主義がもたらす近代科学と社会の暴走
第6章 現代日本の政治空間と宗教ナショナリズム
第7章 愛国と信仰の暴走を回避するために
第8章 全体主義はよみがえるのか
著者等紹介
中島岳志[ナカジマタケシ]
1975年生まれ。政治学者。北海道大学公共政策大学院准教授を経て、2016年3月より東京工業大学教授。専門は近代思想史。主な著作に『中村屋のボース』(大佛次郎論壇賞受賞)
島薗進[シマゾノススム]
1948年生まれ。宗教学者。東京大学大学院人文社会系研究科名誉教授。上智大学神学部特任教授、グリーフケア研究所所長。専門は日本宗教史。日本宗教学会元会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おさむ
呼戯人
nbhd
BLACK無糖好き
tolucky1962