集英社新書ヴィジュアル版<br> ニッポン景観論

個数:
電子版価格
¥1,188
  • 電書あり

集英社新書ヴィジュアル版
ニッポン景観論

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月26日 17時58分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207538
  • NDC分類 291.013
  • Cコード C0226

出版社内容情報

「醜悪な建築」「邪魔な工業物」「過剰な看板」などの写真を並べながら、なぜ日本の景観は破壊されるのか、貴重な観光資源を取り戻すにはどうすればいいのかなどを論じた、異色のヴィジュアル文明批評。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

154
古き良き風景と日常が入り交じる日本の景観。アレックス・カーから見た違和感を記す本。道路には無数の電線が走り、多数の看板が掛けられて、あれはこちらこれはこちらと賑やか。観光地には、危険、この柵を越えないでください、敷地内禁煙などの張り紙が、美しい景色の前を陣取る。重要文化財の後ろには高層ビル。海岸や河川をコンクリートで固めてしまう。街路樹も伸びた枝を切られてしまい、自然のままにはいられない。そうかもしれないし、探せばいくらでも出てくるけど、これも日本なんですよね。理想と現実。すべてを美しくは飾れませんから。2020/10/08

スパシーバ@日日是決戦

96
{2014年} 全国で撮影した「醜悪な建築」「邪魔な工業物」「過剰な看板」。無法地帯と化した電線・鉄塔・携帯基地局、観光名所に必ずある看板や広告、コンクリートの埋め立て、有名建築家によるモニュメントについてそことなく、時には痛烈に批判。これからは無駄な公共事業に投入される国家予算を、国土を大掃除のために使いましょうと提言。景観よりも経済効果や利便性を追求した結果こうなった。我々の感覚も麻痺しており、行政システムやそれの何が問題なの?的な認識を改めない限り、日本の未来は..。2015/11/19

Miyoshi Hirotaka

67
世界を席巻するテクノロジーが及ばない世界が景観。電線は埋没できない、看板は多いほどよい、文明とはコンクリート製の奇抜な建造物を作ることという神話が信奉され、景観を破壊してきた。実は、便利な道路もなく、資料館も看板も、電線も鉄塔もない心がほっとするような田園風景こそが貴重な文化財。かろうじて生き残った風景をどれだけ消滅させないかが地方に残された再生のチャンス。一方で、それは世界に通じる競争優位に成り得るもの。「愛しているなら怒らなければならない」、著者の深い愛情がキツイ皮肉と率直な批評にあふれている。2015/06/23

ロア

63
安易で軽率で幼稚な日本は表面的には先進国になったが、文化や歴史に対する考え方は発展途上国のままだ。簡単に自然を破壊してコンクリートで覆い尽くし、貴重な建築物は雑多な看板や自動販売機、コインパーキングで囲い込む。私達が暮らす街には電線が張り巡らされ、統一感のない建物がひしめき合い、広告看板が乱雑に掲げられている。この本にはそんな日本の現状とそれを改善するための方法が述べられている。2020年のオリンピックに向けてこれからもっと酷い有様になるのか、それともまだ何とか間に合うのだろうか?2016/10/10

tamami

58
著者は1964年に初来日、以来亀岡市とタイのバンコクに居を構え、世界を飛び回っている国際人?である。日本では景観保存活動や講演、古美術品の収集などを行っていると言う著者は、本書で戦後日本の到るところで行われた、近代化に名を借りた景観破壊活動に警告をならし、日本の自然や古来からの佇まいを取り入れ、景観に配慮した都市、村落のあり方を提唱する。全ページに漂う著者の皮肉たっぷりな現代日本の景観は、鮮明なカラー写真と相まって強い印象を残す。ことに、現代日本の有名無名の建築家への批評は強烈である。古美術にも造詣が深い2022/09/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8273822
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。