出版社内容情報
過去を愛しちゃ悪いかよ。過去のゲームを最新機用に移植する会社「レトロゲームファクトリー」。その社長・灰江田直樹とプログラマー・白野高義の元に大口の依頼が舞い込んだ。伝説的ファミコンゲーム、UGOコレクション10本の復活プロジェクトだ。だが開発者は最後の作品の権利のみを買い、失踪していた。一体何故か。横取りを狙う大手企業を抑え、封印ゲームを復活させよ! 現役プログラマーが贈るお仕事小説。
柳井 政和[ヤナイ マサカズ]
著・文・その他
内容説明
過去のゲームを最新機用に移植する会社「レトロゲームファクトリー」。その社長・灰江田直樹とプログラマー・白野高義の元に大口の依頼が舞い込んだ。伝説的ファミコンゲーム、UGOコレクション10本の復活プロジェクトだ。だが開発者は最後の作品の権利のみを買い、失踪していた。一体何故か。横取りを狙う大手企業を抑え、封印ゲームを復活させよ!現役プログラマーが贈るお仕事小説。
著者等紹介
柳井政和[ヤナイマサカズ]
1975(昭和50)年、福岡県生れ。熊本大学理学部卒。ゲーム会社勤務を経てクロノス・クラウン合同会社を設立し、ゲームやアプリケーションの企画・開発、プログラミング系技術書などの執筆を行う。2016(平成28)年、松本清張賞最終候補作を改題改稿した『裏切りのプログラムハッカー探偵鹿敷堂桂馬』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
57
ファミコンかそれ以前のゲームに思い入れがある方なら、懐かしいタイトルがたくさん出てきて楽しめると思う。ミステリとしては展開が拙速だと感じた。続編を期待させる終わり方。2018/11/03
よっち
42
過去のゲームを移植するレトロゲームファクトリー社長・灰江田とプログラマー・コギーの元に伝説のUGOコレクション復活依頼が持ち込まれ、横取りを狙う大手企業を抑え封印ゲーム復活に奔走するお仕事小説。古巣の橘に騙されたコギーを救った灰江田。懐かしいレトロゲームを取り上げながら、手段を選ばない橘の様々な揺さぶりに振り回されつつ開発者の過去の因縁を探りながら、ゲーム愛と家族愛のために動く灰江田の想いが周囲を動かし、力を合わせて開発者の真意を見出しゲームに愛がない橘の企みを乗り越えてみせる展開はなかなか熱かったです。2018/12/01
hnzwd
38
失踪した伝説のゲームクリエイターの作品の移植話を通して、失踪の謎や、ゲームに隠された真の姿とか、、。お仕事小説なので、プログラミングの知識は無くても大丈夫。(あった方が楽な部分は一部あり。)レトロゲームに関しては、実際のタイトルがもりもり出てくるので、全く知らないと辛いかも。。2018/11/20
陸抗
23
レトロゲームを移植するため、ゲームの版権をもつ行方不明の人物を探すところから始まる。ゲームの移植、データをただ移すだけでなく、グラフィックや操作性の細かな調整等、一筋縄でいかない事を初めて知りました。テレビも、ブラウン管から液晶に変わってるし、時代に合わせないと出来ないか…。話としては王道だけど、懐かしいソフトのタイトルが並び、レトロゲームを愛する人達が沢山出てくるのでほっこりしました。喫茶店ドットイート行きたい。シュビビンマン2とか持っていきたい。2018/11/12
緋莢
20
タイトルとあらすじに惹かれて、手に取りました。初読みの作家さんです。過去のレトロゲームをスマホなど、最新機用に移植するのを請け負う会社「レトロゲームファクトリー」。伝説のゲームクリエイターの赤瀬が作った10本を復活させる仕事を依頼されますが、そのうちの1本だけ 権利の所在が明らかでないため、それを探すことも行います。「レトロゲームファクトリー」社長の灰江田とプログラマーの白野(続く2019/01/07