出版社内容情報
『実写版ルパン3世』監督として話題沸騰中の北村龍平。ゴダール、ケヴィン・コスナーも絶賛したクールな画を撮り、ハリウッドに拠点を置いて気を吐く稀有な映画監督の生き様を明らかにする。
内容説明
圧倒的な映像美で観る者を驚かせた『ヴァーサス』での鮮烈なデビュー、『あずみ』『ゴジラ FINAL WARS』など相次ぐ話題作の発表、『ミッドナイト・ミート・トレイン』でのハリウッド映画進出、そして実写版『ルパン三世』。日本人監督であることを微塵も感じさせない彼の撮影術は、ジャン=リュック・ゴダールら名立たる名監督も絶賛する。ハリウッドに拠点を置き、一人気を吐き続ける稀有な映画監督の映画観・撮影術、そして破天荒な生き様とは!?
目次
はじめに なぜ映画を撮り続けるのか
第1章 ハリウッド映画はこう撮れ!―北村流、戦闘的映画撮影術その1
第2章 文字通り、人生のすべては映画から学んだ
第3章 日本映画はこう撮れ!―北村流、戦闘的映画撮影術その2
第4章 原作との闘い方
第5章 この名作に学べ!
第6章 映画監督という生き様
著者等紹介
北村龍平[キタムラリュウヘイ]
映画監督。1969年生まれ。2001年にアクション映画『ヴァーサス』で長編デビュー以降、『あずみ』などの話題作を立て続けに発表。『ミッドナイト・ミート・トレイン』撮影後は、ハリウッドをベースに活躍を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
57
『あずみ』『ゴジラFINAL WARS』の映画監督で、現在ハリウッドに拠点を移して活躍する北村龍平が、自らの映画監督としての生き方を著した本。「俺はハリウッドの監督になる。だから、そのために必要なことをする」と高校を中退し、オーストラリアにあるスクール・オブ・ビジュアル・アーツへ。その後、自主映画を撮って売り込む日々。世界に打って出る作品『ヴァーサス』を4000万の借金を抱えて創り上げる。始めなければ始まらない映画の世界への挑戦とその後の活躍。「一番楽しそうなことが映画だった」という北村監督、決して楽な生2015/12/30
あざみかん
2
映画監督はタイタニック号に乗っているようなもの。完全に全て整った環境などなく、必ず何かしらのトラブルは起こる中、良い作品を作りあげなければならない。 「たとえ諦めざるを得ない理由が100万個あったとしても、最後までギブアップせずになんとかして全部乗り越えて自分が思い描いたヴィジョンを実現する突破力が必要」 と説いている著者の、映画監督として困難を突破していく馬力の強さに憧れた。私もクリエイターとしてタイタニック号に乗りたいと思う。とても面白かった。 今度「ヤング・ゼネレーション」を見てみようと思う。2022/10/02
ぐうたらパンダ
2
あのルパン三世の監督ということなので読んでみた。知らない世界のことなので興味深かったが、アメリカは契約書社会の実体を書かれていたのが、なんか妙に納得できて印象に残った。2015/02/02
トランザム7000
1
北村監督の作品は『ヴァーサス』『あずみ』『ゴジラFinal Wars』を観ています。でもハリウッドて映画を撮ったとは知らなんだ。俺はすごい!俺はやれる!って言われてもなあ...ハリウッドですんごい映画作ったら北村監督スゲェ!って叫びますです。あ、ルパン三世まだ観てないからそちらはちゃんと観ますね。2015/11/06
ヨーク
1
「Man on fire」以来の龍平本だと思うが、割りと普通の半生&ハリウッドで映画監督をやることについての新書。もともと真面目な人なんだが、直球過ぎて期待してたものとは違った。とは言え、これといって好きな作品が一本もないのに新作が出るとついつい見ちゃうのはこの人位で、多分私は彼のクリエイターとしての側面ではなく、彼自信に興味があるんだなと確認した。2014/08/31