内容説明
世界的不況の中、自動車や家電など往年の基幹産業は力を失った。ならば、これからの日本はどんな産業を創出すればいいのか?本書は、二〇〇〇年代初頭からの“クール・ジャパン”現象に着目。近年、アニメなどのコンテンツ系だけでなく、日本の伝統、文化、匠の技術を反映した様々な事象が国際的に評価されているが、それらを「各国の中流層をターゲットにした世界商品」に押し上げることによって、日本は新たな「再成長のエンジン」を獲得できる、と力強く提言する。
目次
第1章 活気づくクール・ジャパン
第2章 世界に誇る日本の美―ファッション大国への可能性
第3章 世界を席捲する日本のコンテンツ―アニメ、マンガ、ゲーム、映画、文学
第4章 トップに躍り出た和食文化と農業産品
第5章 世界が注目する日本の伝統と技術
第6章 クール・ジャパンと「世界商品」戦略
終章 再成長のエンジンで五%成長は可能だ
著者等紹介
嶌信彦[シマノブヒコ]
1942年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、毎日新聞入社。経済部、ワシントン特派員などを経てフリージャーナリストに。NPO日本ウズベキスタン協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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