出版社内容情報
「アメリカをアメリカたらしめたものは西部開拓の経験である」とのターナー学説をふまえ,当時の農民の生活や西方への人口移動の実態,ホームステッド法の経済効果等を詳細に分析し,フロンティアの歴史的意義を解くとともに,荒野に生きた開拓者達の実像を浮き彫りにする.
目次
第1章 自由な土地の夢―公有地政策の展開
第2章 森の中の民主主義―フロンティア社会の形成
第3章 東部から西部へ―西漸運動と東部農民
第4章 勘定帳の中の世界―東部農村の人間関係
第5章 寒村での思索―ジャクソン期の意味
第6章 オレゴンへの道―大陸横断の日記から
第7章 開拓農地の贈り物―ホームステッド法の効果
第8章 荒野を拓く者の実像―人口移動と土地投機
第9章 鉄道と商人への怒り―中西部農民運動
第10章 女王陛下の土地―カナダの公有地政策
第11章 20世紀のフロンティア―ターナー理論と現代