集英社新書
ルポ 米国発ブログ革命

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087204964
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0231

内容説明

今アメリカでは、傘下にロサンゼルス・タイムズ等を持つトリビューン社破綻に象徴される既存メディアの危機とは対照的に、ブログや、ソーシャル・ネットワーキング・サービスといった「個人発」メディアが、政治の場において極めて強い影響力を行使するようになっている。オバマの当選も、そうしたブロガーたちの存在がなければ決してあり得なかった。本書は、新聞・TVなど既存のマスコミの基盤が揺れる中、数百年に一度のメディア大変動の動向を描きつつ、読者参加型メディアにおける最新の情報リテラシーについても考察した衝撃のルポルタージュである。

目次

第1章 台頭する「個人発」メディア(ワシントンが恐れる男;「調査報道」の新旗手たち ほか)
第2章 個人発メディアの課題(六〇万人がだまされた;「『こだま』の部屋」か「タウンミーディング」か)
第3章 のたうつ「恐竜」たち(揺らぐ報道の独立と崩壊する取材態勢;「進化」への胎動 ほか)
第4章 つながるジャーナリズムへ

著者等紹介

池尾伸一[イケオシンイチ]
1965年、愛知県名古屋市生まれ。89年、早稲田大学政治経済学部卒。中日新聞に入社後、経済部で日銀、財務省、内閣府などを担当する。99年~2000年、アメリカ・コロンビア大学東アジア研究所研究員。05年5月から中日新聞・東京新聞ニューヨーク特派員。08年5月から経済部に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おらひらお

2
2009年初版。日本の一歩先ゆくアメリカメディアの現状レポートです。個人の台頭とマスの衰退が特徴とされます。おそらく数年後の日本の姿ですが、マスに所属する著者にいまいち緊迫感を感じないのは僕だけでしょうか。2012/10/29

takao

1
☆日本では、ブロガーはいるが、ここまでとはなっていないのでは。双方向型になっていないせいか。 http://www.dailykos.com/ サイト内に、ダイアリーという個人ブログを開設。評価が多い記事は上に。 地域住民から双方向に情報を集めるローカルマスコミ2016/11/26

yuichi0613

1
アメリカでのインターネットをコンベヤに使ったジャーナリズムの新しい形についてのルポ。個人的には、こういう問題は総じて継続性、つまり「カネ」だと思っていて、広告収入でペイできる環境、政府からのNPO法人への補助や慈善団体からの寄付など可能性が多数あるのが日本との違いか。その点、日本だと不十分な点が多いと感じる。ローカルメディアの存在に注視したい。2009/08/05

伊崎武正

0
おもろかった。2009/07/15

yukimono

0
☆4 「自分の声のこだまを聞く人」にならないように気をつけたい2010/12/24

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